アポロトレイディング企業訪問 北原 康輝(2024年 復旦大学)

2025年4月、日中友好協会の活動の一環として、アポロトレイディングジャパンの上海支社を訪問する機会をいただいた。本見学では、引率の前田さん、そして現地支社代表の東方龍さんに大変お世話になり、貴重な学びを得ることができた。

見学はまず会社説明から始まり、事業内容や企業理念、そして中国市場における戦略などを伺った。私は参加者の中でも多く発言をし、積極的に質問を投げかけることで、企業への理解を深めようと努めた。自ら発信することで、企業の方々との距離も縮まり、より具体的な回答を得ることができたのは大きな収穫だった。

その一方で、私たちのマナーの未熟さも痛感する場面があった。名刺交換の際、ある1人学生以外の参加者が立ち上がらなかったことについて、東方さんからご指摘をいただいた。私たちが学生であることを踏まえての温かい注意ではあったが、社会人マナーの重要性を改めて認識するきっかけとなった。現場でご指摘いただいたことに心より感謝するとともに、今後の行動に活かしていきたいと強く感じた。

また、製品の展示紹介では「バルミューダ」ブランドの調理器具に触れる機会があり、実際にトーストを焼いてもらった。甘味のあるトーストは印象的で、製品の品質の高さと使いやすさを実感することができた。実際に製品に触れることで、企業が掲げる「生活の質の向上」という理念が、具体的にどう実現されているかを肌で感じることができた。

見学後は、参加者全員で上海料理の夕食を共にした。普段は学食やデリバリーで食事を済ませることが多い私にとって、本格的な上海料理はまさに絶品だった。料理を通じて中国文化の豊かさを再確認すると同時に、企業の方々や参加者同士の交流も深まり、有意義な時間を過ごすことができた。

今回の見学を通じて、ビジネスマナーの基本や異文化における企業活動のあり方を学ぶとともに、社会人として求められる姿勢について多くの示唆を得ることができた。このような貴重な機会を与えてくださった日中友好協会ならびにアポロトレイディングジャパンの皆様に心より感謝申し上げたい。今後はこの経験を糧に、国際的な場でも通用する人材となれるよう、より一層努力を重ねていきたい。