「私の留学している大学の特徴、自慢」宮川穂乃佳(華東師範大学)

 私が留学している華東師範大学は、上海では四天王のうちの1校だそうです。というのも、留学前の志望校決めの際、日本語での中国の大学の詳しい情報がインターネット上には少なかったため、華東師範大学についての詳しい情報は留学後に知りました。大学決めは渡航後の学校生活を大きく左右するとても重要な作業です。渡航前は学校や友人作り、語学力の向上など不安なことが多くありましたが、今はこの大学に決めて良かったと思っています。わずかではありますが、私の持っている情報がこれから留学される方々にとって役立つことがあれば幸いです。

 華東師範大学の特徴ですが、先ほど述べたとおり上海で4本の指に入る名門校であり、また毎年多くの留学生を受け入れているため、留学手続きにとても手厚いことが挙げられます。渡航後の入学手続き、寮の手続き、銀行口座開設、携帯電話の契約など全て中国語での対応になるので、語学力が無かった私はとても不安でした。その点、奨学金生はこれら全ての手続きが事前に準備されていたので、不安な中安心出来ました。また、留学生事務室の先生方はとても親切で、分からないことは何でも質問出来る環境があったので更に安心出来ました。華東師範大学は上海浦東国際空港から約1時間半と距離が離れているので、入学前の無料のシャトルバスでの送迎があることも含め手厚いサポートがあることと、留学生が多いためクラス分けも細かく、先生方のレベルが高く評判が良いとよく耳にしていました。

 次に華東師範大学の自慢ですが、留学生の部活動も盛んで、多くの大会で優勝するなど文武両道の大学なようです。実際に私は部活動には参加していなかったのですが、学生同士の交流の機会は授業以外にも多く用意されていました。

 華東師範大学は留学生が多い大学のため、中国人学生との交流が無いとイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、私たちがいたキャンパスには、中国人学生たちも多く通っていたので、図書館や食堂など毎日中国語が飛び交う環境で過ごしていました。今は、コロナウイルスの影響で日本でのオンライン授業になってしましましたが、留学の涵養はとても整っている大学だと私は思います。