「留学する前のイメージと実際に留学してみて気づいたこと、新たな発見」福崎文香 (浙江大学)

最近は、先生も同学たちも慣れてきたためか、授業の進みがかなり速いです。语法の教科書も、1冊目が終わり中級の2冊目に入りました。先生が「ここからは、文法をそのまま覚えるというより単語や文法の使い分けと区別を学ぶよ~」と言っていたのが印象的でした。因みに、浙江大学では年末年始は12/31と1/1が休みとなります。1月末の期末試験に向けて引き続き頑張ります!今回のレポートでは、実際にオンライン留学してみて気づいたこと等について書きたいと思います。

 

■オンライン授業の効果について

オンライン留学が決まった時、この点が一番気になるところでした。留学前は、普通の留学と比較して、オンライン留学だと中国語に触れる機会は必然的に少なくなるため、中国語力自体伸びないのではないか、生きた言い回しに触れられないのではないか、発音矯正できないのではないか…等々不安がかなりありました。ただ、実際にオンライン留学してみると、1か月くらいで不安は払拭されたように思います。中国で生活していたら、中国語を使う機会は増える一方で、恐らく何かしらのストレスはあっただろうし、学習そっちのけで旅行やサークルの課外活動に浸ってしまう(それはそれでいいのかもしれないが^^;)可能性もありました。そう考えたら、勉強にストレスなく集中できているし、空いた時間も中国語の本を読んだり映画ドラマを観てみたりと、自分の裁量で勉強を進められている気がします。先生方も、オンライン授業ということを考慮して授業内容(特に口语の授業)を考えてくださっているし、アプリのメッセージ機能を通して質問にもすぐに答えてくださります。そのためか、授業が開始した9月と比べて、言いたいことは中国語でかなり言えるようになったと思います。一長一短ではありますが、語学力の伸びについては、結局自分の努力や工夫でどうにでもなるものかなと思っています。

 

■学習のモチベーションについて

正直、これについては留学前のイメージ通りキープするのは難しいです。“中国語を話さなければならない”という環境にあるわけでもないし、中国語で会話したい友人が身近にいるわけでもない、、そうなると毎日熱心に…というのはちょっと難しいです。この点は、最近同学たちも苦労しているのか、授業を頻繁に休む同学が増えてきました(特に、時差の関係で深夜や早朝に授業を受けている同学はかなり大変…)。ただ、先生方が授業の中で京剧や最近ヒットした映画を見せてくれたり、時節に合った現地の習慣を説明してくれたりと、学習意欲を鼓舞してくださります。個人的には、無理にモチベーションを上げて頑張りすぎるのも続かないと思っているので、定期テストやHSKを利用して適度なプレッシャーをかけながら、引き続き学習に臨んでいこうと思っています。

 

■交友関係について

中国でたくさん友人、語学パートナー作るぞ~と意気込んでいたのも束の間、オンライン留学が決まってからこの点はかなり憂慮しました。ただ、中国人の旧友と連絡をとったり、近所の中華料理屋さんの店員さんと仲良くなったり、言語交換のアプリを使ったりしながら、なんとか交友関係を広げています。実際に中国に行くのとは雲泥の差だとは思うのですが、何もしないよりはましかな~ととりあえず頑張っています。