「留学に向けて取り組んだ準備と留学に向けた思い、困ったこと」武士澤美羽(上海大学)

採用を頂いてから準備したことは特にありませんでしたが、それまでよりも中国に関するニュースによく目を通すように心がけました。3月に大学を卒業し、時間には余裕があったので中国のドラマを字幕ありとなしで1回ずつ見たり、中国語のアプリを使ったりして日常的に中国語に触れるようにしました。

コロナの件で大学からの連絡が8月に入っても何も無く焦りもありましたが、皆んな同じだと思い気にしないようにしていました。大学から入学生登録についてのメールが届いてから授業開始まではあっという間でした。入学生登録に必要な書類が届かずに担当の先生にwechatで相談すると、時間を問わずすぐに対応していただけました。これは入学生登録に関してだけのことではありませんが、中国留学であっても日常会話くらいの英語力はあった方が良いと思います(登録フォームも英語でした)。クラス分けは元から大学側からの指定でした。中には自分のレベルに合っていないとの理由で下のクラスへ移動する同級生もいました。私は中級クラスなのですが、ロシア人、ウガンダ人、タジキスタン人、メキシコ人、ウクライナ人などなど、たまたまかもしれませんが同じ国出身の生徒はいないようになっていました。

授業は基本的にVooV meetingで、教材はtang classというアプリ上に掲載されます。それを適宜印刷してオンライン授業を受けています。またtang classで宿題を提出したり、オンラインではなく録画の授業もあるのでそれを自分の好きな時間に観たりしています。非常に便利なアプリだと思いました。オンライン授業の時間は基本日本時間の16時から22時の間に1コマか2コマ行われます。私はまだ時差が1時間なので生活リズムに大きな変化はありませんが、メキシコの同級生は朝の3時に受けていると笑いながら言っていました。オンライン授業に対して不便さはあまり感じませんが、やはり対面授業と違い、先生の表情や口の動きを見ることが出来ず聞き取りをより難しく感じる点がデメリットかと思います。しかし想像していたよりは不便が無く、先生達もこの特殊な状況下でもよりよい授業をしようとしてくださっています。

まだ1ヶ月先も分からないような日々が続きますが世界中にいる同学と勉強に励みたいと思います。