「中国留学 〜前期を終えて〜」 三浦 海都(北京外国語大学)

前期を終えて

中国留学の前期を終えて感じているのは同じ中国でもやはり場所によって街の雰囲気や気候、食事などが全然違うことです。以前の留学で中国の南方、厦門に留学していました。そのため厦門に留学していた時のイメージ=中国というイメージだったのですが今回の留学でまた少しイメージが変わったのと共にその差を面白く感じています。そんな前期を前回の留学の経験を交えて振り返りたいと思います。

生活面

 中国についてすぐに入学や銀行などの手続きをしたのですがやはり中国の首都ということもあるのかとにかく生徒の数が多いため、なにをするにも時間がかかり、最初の数週間はかなりストレスが多かったように感じます。厦門の時は人数が北京よりも少なかったため手続きなどは全体的にスムーズに進むことが多かったです。

 寮に関しては奨学金を貰っている生徒は三人一部屋でトイレやお風呂、洗面台などは共用です。しかし自費留学の生徒は一人部屋や二人部屋など様々なプランの中から部屋を選ぶことができます。厦門では二人部屋しかなかったのでそこがいいところかなと感じます。

 最後に食事です。私は元々薄味が好みなのもありこの食事の部分で少し苦労していて、北京の食事は味が濃い、しょっぱい、脂っこいものが多いように感じます。日系の飲食店やコンビニもあるのですが価格がやや高いためいつも食べるわけにはいきません。それに対して厦門は日系のお店は少ないですが北京よりは全体的に味が薄い(とはいっても中国なので日本と比べるとまだ濃いですが…)気がします。

学習面

 北京も厦門も授業は一番早い日は朝8時からです。夜型の自分にはかなり辛かったです。

 北京では宿題が厦門のときよりも多めです。特に授業の中で発表するためのppt作りなどの宿題が多く、かなり時間を取られるため厦門にいる時よりも忙しい気がします。

 北京は日本人が多いです。その為、いい面もありますが悪い面もあります。いい面は勉強や生活などで困ったことがあればすぐに聞いて解決できることです。厦門は日本人が少ない上に私は中国語を厦門で初めて勉強しだしたため、最初わからないことが多すぎてかなり苦労しました。悪い面は日本人が多いため、つい日本語で喋ってしまうことが多いことです。スピーキング能力を伸ばすためにはやはり喋るしかないのですが中国語ではなく日本語で喋ることがつい多くなってしまっていました。そのため私は途中からなるべく外国人のクラスメイトや中国人の友達と食事にいったり、遊びにいったりするように心掛けました。

初めて中国語を勉強する人や初めて中国に行くため不安な人などは北京などの日本人が多いところを、短期間で中国語の能力を伸ばしたい人や外国人の友達をたくさん作りたい人は日本人が比較的少ない厦門などの都市や学校を個人的にはおすすめします。

これから

 一月のレポートでも書いたのですが前期は活動があることに気がつくのが遅れる、タイミングが合わず参加できないことが何回かあり個人的にはもっと交流ができたなと感じた学期でした。せっかく前回の留学の時よりも中国人との交流の場や機会が多いですし生活にもかなり慣れたのでこれからはもっと積極的に様々な活動に参加し現地の学生と交流できるようにしたいと考えています。またHSK5級も受験したいと考えているのでそれに向けての勉強もしていきたいと思います。