「中国で流行っていること(もの、人等)、自身の関心のあること」川端 渉真(北京語言大学)

昨年と比べて今年の北京は暖冬だそうです。気温がマイナスになったのは数えるほどしかありません。それでも気温は10度前後なのでかなり寒いです。寒くなって少し日本料理が恋しくなり日本料理屋さんに行きました。

今回は中国で流行っていることを紹介します。

中国のどんな場所でも「ながらスマホ(低头族)」を見ることができます。北京語言大学の学生すべてではありませんが、歩きながら、食べながら、バイクに乗りながらスマホを操作している人は一定数おり9月はとても奇妙な光景に見えていましたが、今ではあまり気にならなくなりました。しかし最近ランニングをしながらスマホを操作している人がいてよく転ばずに走れるもんだなとびっくりしました。

街中に目を移すと、電動自転車とよばれるほぼバイクの代物が自転車専用道路を爆走しているのをよく見かけます。普通の自転車に乗っているだけでも交通事情は日本と違うので怖さがあるのに、後ろから電動自転車が危険な追い抜きをしてくると生きた心地がしません。今のところ事故に会ってはおらず、かなりラッキーなのかもしれません。

また今年5月頃から鄭州に住む大学生が開封市までの約50キロの道をレンタル自転車に乗って向かうというブームが起こっています。現代の中国の若者事情などを解説しているニュースを見ました。個人的には中国の学生は高校時代に受験のためにひたすら勉強をして、大学に入学してやっと自由に過ごせるといったような気持ちがあるのかもしれません。とはいいながらも北京語言大学の図書館は毎日人でいっぱいで、授業の課題や公務員試験の勉強をしている人をよく見かけます。特に学部3年生は授業が朝から晩まであるらしく、4年生の友だちは去年は勉強でとても辛かったから思い出したくないと冗談めかしに話してくれました。

それはさておき、大学の図書館で勉強する人の机を見てみるとよくミルクティーなどのカップが置かれており甘い匂いが漂ってきます。それもそのはず大学には4つのチェーン店があり、安いものだと1杯7、8元で購入できます。大学の外では日本にあるコンビニのように、いたるところにミルクティー店があるので、これは流行を通り越してすでに定着したように思えます。

最近個人的に感じているのは中国で流行している多くのコト・モノは中国国内で完結しているのではないだろうかということです。日本にいた時はミルクティーが安く変えることは知っていましたが、他のブームは全く知りませんでした。また日本では日本のブームに目が行きがちで海外、ましてや中国のブームは遠い存在に感じました。留学している自分だからこそ、中国でのブームを経験して日本に発信できれば日中の懸け橋の一助になるのではないかと思っています。

何度か忘れましたがかなり寒い日に撮りました

この前はじめて日本料理屋に行きました、焼き鳥が日本の味そのままでびっくりしました

大学の外にある自電車専用道路、昼間はバイクと電動自転車が爆走しているのが日常の風景です

学内の道、授業前はここが教室へ向かう学生で埋め尽くされます

 

食堂にあるミルクティー屋さん、他は蜜雪・ラッキンコーヒー・アンティージェニー・中国咖啡があります