「留学中に経験した面白い、変わった体験」宇都宮 遼馬(北京大学)

 北京大学に留学させていただいている宇都宮です。二月ということで春節も無事終わり街に活気が戻ってきたような感じがします。少し日本に戻ってから北京の街並みや生活について考えるともちろんそれぞれ特徴があります。日本にあってこちらにないものも多いですが、外国で生活することで初めて気づくことや、ありがたみに気づくこともあると思います。

 二月に北京に戻ってきてから、新学期の準備や中国での生活を経て何となく以前の生活を思い出してきました。大学のクラスメイトや北京での知り合いの方にも久しぶりに会うことができ、まるで故郷が二つあるような感覚があります。

 

 

空港から駅まで少し離れているのであまり多くの荷物を持って移動するのは大変です

 授業に関して、先学期は3班で授業を受けていましたが、基本的にすべての学生が春学期にはクラスを上げるのが通例なようで自分は二つ上げて5班で授業を受けています。以前のクラスメイトの中にはさらに上級の班へ行った学生も多く、それだけいい環境で勉強ができていたのだと実感しました。自分も来た時よりずいぶん中国語を使えるようになり、先学期の始まりよりずいぶんスムーズに授業が始まりました。先生やクラスメイトも変わり、心機一転また新しい気持ちで学習できるのでこのクラス替えではぜひ上の班へ挑戦してみるのがいいと思います。

 

先学期よりレベルが上がった教科書ですがいきなり難しくなるような印象はなく、まず半学期勉強すれば十分に対応できると思います。

 とはいえ新学期の初めはまだあわただしく、授業の登録や新しい生活がとても新鮮です。2月の北京は日によって天気が随分と違います。日によっては半そでで生活している人がいるくらい暖かい日もあれば、12月に着ていたようなダウンジャケットを着ないと外に出られないような天気の日もあります。

③寿司の写真 新しいクラスメイトと西单にあるはま寿司に行きましたスシローも近くにあるようで意外と日本食を食べる機会があるかも…

 早速新しいクラスメイトとご飯を食べに行ったのですが、どこに行くか決めずに町へ行ったところはま寿司にたどり着きました。聞けば以前のクラスメイトとも時々来ていたようで、魚は日本で食べるのと遜色なく、とてもおいしかったです。スシローはかなり待ち時間があるようですが、隣のビルにあるはま寿司は待ち時間全くなく入れました。

 春節の休みを終えて留学の経験を振り返ってみるとできなかったことも少なくないと思います。特に春学期は大学でも私生活でも中国語をより積極的に使うように心がけたいと思います。一方で、留学先で知り合った学生同士で日中友好関係の研究をしている人とお話をする機会をいただいたり、久しぶりに練習を始めた楽器を通じて日本語学科の学生や先生、北京に駐在する日本人の方などと知り合うことができたりしました。今までの経験を踏まえて、学習も交流もより一層頑張りたいと思います。実感として大学での学習と同じくらい学外での交流が重要だと思います。特に北京大学は世界各国から多くの学生が集まってきています。春学期も日本と中国間はもちろん、さらに多くの学生と交流ができるように心がけます。