私が中国留学中に経験した印象に残っている出来事はいくつかありますが特に残っているのは中国の遊園地です。私は春節の休み期間中広東省で過ごしていたのですが、その際に広州の “长隆欢乐世界”という遊園地に行きました。中国では初めての遊園地、期待していたよりももっと面白かったのですが、個人的な事件が一つあり、そのこともあってかいまだにとても印象に残っています。

长隆欢乐世界(遊園地)の入り口。(夜に退園後に撮ったもの)

长隆欢乐世界のパンフレット。この长隆度假区(テーマパークリゾート)には遊園地の他にも動物園やウォーターパークがあるそうです。今後機会があれば他のエリアも訪れたいです。
私は絶叫系アトラクションが好きなので今回は2種類のジェットコースターと、回転しながら左右にスイングする円盤のようなアトラクションに乗ってみました。一つ目は“垂直”と呼ばれているコースターで、その名の通り約90度に落ちるものです。私は日本で富士急ハイランドの“高飛車”(最大落下角度121度)に乗ったことがあったのですがどちらかといえばこちらの方が落ちる感覚が強かったように思います。円盤のアトラクションは回りながらスイングされているものの、コースターと比べると風を感じながら比較的快適に楽しめました。他にも遊園地内では何度かパフォーマンス用の劇場があったので私も4つほど見たのですが、マジックや車やバイク、自転車でのパフォーマンスなどがありどれも見ていて面白いものが多かったです。
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“垂直”コースター。夜はライトアップされていて綺麗でした。
円盤のアトラクションの様子。たまに絶叫している人がいました。

ショーの様子。炎を使ったパフォーマンスが格好良かったです。
ショーの様子。こちらは車の上に乗って炎の輪をくぐるパフォーマンスです。
ショーの様子。難しそうな技を軽々とこなしており、見ていて面白いです。
この二つのアトラクションとショーは楽しかった記憶が強いのですが、もう一つのったコースターが少々問題がありました。“十环”と呼ばれるコースターで、コースターが回転しながら進むアトラクションなのですが、コース自身は面白いものの、肝心のコースターの設計に疑問を抱きました。というのも、安全バーとそこに被せる形でついているクッションが顔周りをカバーしているのまでは良かったのですが、肝心のクッション部分が非常に薄いのです。コースターが滑り出したばかりの時にはその問題に気がついていなかったのですが、コースターが回転するコースに入った後に事の重大さに気がつきました。顔とクッションの間に十分な隙間があるせいか、コースターの回転とともに頭が左右のクッションに何度もぶつかるのです。ところがクッションが薄いせいでクッション越しに硬い安全バーに何度も打たれるような形になってしまい、途中からコースターを楽しむというより痛さに耐える時間となってしまいました。降りた後も微妙に痛く、次は絶対乗らないぞと思ったのでいまだに覚えています。思い出すたびに何だか痛いような気もします。コース自体は魅力的だったのでそこだけ改善されることを願っています。(もしかすると以前はふかふかだったのかもしれませんが…)皆さんも訪れる際は気をつけてください!