「大学、授業がない時、休日の過ごし方」細川詩織(北京師範大学)

今回のレポートでは、北京師範大学での生活について紹介する。まずは授業についてだが、私たち語言進修生はレベル別に4つのクラスで構成されている。私が所属するクラスは中上級に該当し、读写、听力、会话、报刊の授業がある。初めは中国語のみの授業に不安でいっぱいだったが、先生方の話し方がとても分かりやすく、聞き取れなかったときも質問しやすい環境で、今では「聞き取れなかったらどうしよう」という不安は一切ない。イギリス人や韓国人、ベトナム人、カンボジア人など様々なバックグラウンドを持つクラスメイトたちと授業を受け、12時前には放課となる。授業が終わると食堂で昼食をとり、一度部屋に戻る。一週間のうちほとんどが1限から始まるので、日本の大学の9時始業に慣れている私にとっては中国の8時始業がなかなかつらく、部屋に戻ると昼寝をしてしまうことが多い。つい先週までは中間テストに追われていたので、この時間を復習にあてていた。宿題もほぼ毎日あるので、授業の内容を忘れないよう、その日のうちに終わらせるよう心掛けている。

授業の時間割

中間テストの勉強

また、そのほかの時間についてだが、私は一人で過ごすのが比較的好きな性格で、休みの日も自然と一人で過ごすことが多くなっている。ただずっと部屋にいても気分が落ち込んでしまうので、少しの時間でも必ず外に出るようにしている。特に用がなくても校内の食べ物街をちょっと覗いてみたり、わざわざ運動場に行って読書をしたり、野良猫を探しに行ったり、時間があるときは自転車に乗って映画を見に行ったりもする。もちろん人との交流を完全に遮断しているわけではない。多くはないが友達もいて、友達とご飯を食べたり、一緒にバスケットボールを見に行ったりする時間も大好きだ。最近の休日で言えば、学外の活動に興味があり、日中交流会に参加した。このイベントもなかなか面白かったので、また別の回のレポートで詳しく書きたいと思う。

運動場で読書

友達と野良猫を探しに行ってみた

以上が私の北京師範大学での過ごし方だ。他の留学生たちと比べると平凡に思われるかもしれないが、自分の居場所を見つけることができればまずは十分で、そこから広がるコミュニティも必ずある。こんな留学生活も悪くないと個人的には思う。