「留学を開始して困ったこと、面白かったこと」天野翔太(復旦大学)

ついに上海での留学生活が始まりました。
中国に来て最初に困ったことがお金の問題です。中国は日本よりキャッシュレスが進んでおり、現金があまり使われないことは事前に承知していました。しかし自分の想像以上にどこもかしこもスマホ決済ばかりで、自分の紐付けていた日本のクレジットカードが使えないお店もあり、現地で銀行口座を作るまでは少し不便を強いられました。その中でも特に困ったことは洗濯です。寮にある洗濯機もスマホのQR決済で支払う形式で、しかも日本のクレジットカードに対応していないものでした。洗濯しないわけにもいかなかったのでルームメイトや日本人の友達に事情を説明して払ってもらいました。キャッシュレスであるのはとても便利だと思いますし、私自身も上海に来てから現金を使わない生活の良さを身にしみて実感しています。しかし他国から来る人にとってはネックになってしまう部分でもあると感じました。


留学が始まり面白かったことはたくさんありますが今回はその中から3つを挙げたいと思います。
1つ目はキャンパスが日本と比べて大きいことです。中国では寮生活が基本なので一つの街だと錯覚するほど毎日キャンパス内が賑わっています。私が今住んでいるのは邯郸キャンパスなのですが復旦大学はこの他に3つキャンパスがあり、大学の規模の違いに驚かされています。


2つ目は食堂です。大学内の食堂は料理の種類が豊富で値段も安く、毎日たくさんの生徒が訪れています。また営業時間も日本とはかなり異なっており、朝・昼・夜の営業のみならず、夜食の時間も営業している店舗がありました。とことん寮生活の生徒をサポートする体制がとられているなと思いました。


3つ目は留学生同士の交流です。語学生同士の会話は基本的に中国語で行われます。私の所属するクラスには韓国、タイなどのアジア圏の方からドイツ、スロバキアなどヨーロッパ圏の方までいて、とても多国籍な空間になっています。そのような多様な人たちが同じ中国語を使って互いの趣味や自国の文化について話している状況がとても面白いと感じました。
上海での留学生活は新しいことの連続で、刺激的な毎日を送っています。しかしそれらは生活を送っていくにつれ慣れてきてしまうものだと思います。今回の留学をより充実した収穫の多いものにするために、新しいことへの挑戦を忘れずに日々を過ごしていきます。