「留学に向けた思い」三島 彩摘(復旦大学)

今回、日中友好協会を通して中国政府奨学金の語学生として復旦大学に一年間派遣していただけることになりました、三島彩摘です。この月次レポートを通して自身の留学を振り返り、皆さんに私の留学の一部を共有できたらと思います。

大学を休学し中国に留学に行くことを周囲の人間に伝えると、「アメリカに行くのかと思ってた!」と驚かれます。確かに多くの人にとって中国は『留学』という言葉を聞いて一番に思い浮かべる国では無いかもしれません。しかし私にとって中国は長期的に訪れたい国の一つです。世界中のどの国にも日本とのつながりはありますが、中国は地理的、文化的、その他数えきれない方向で日本とはとりわけ切っても切り離せない関係にあるからです。

中国は日本にとって重要な隣国であるにもかかわらず、私の中の中国像はかなり漠然としたものであることに気がつきました。まさに、中国の国の形に型取られた赤い図のイメージです。中国のネットワーク規制政策も相まって、中国語の話せない私はマスメディアを通した、誰か他の人のメガネを通した中国しか知り得ませんでした。留学の動機は、自分の目で中国を見ること、中国語を身につけ中国に関する情報を自分で吟味するスキルを身につけることです。

私は大学の第二外国語として一年ちょっと中国語を学習し、現在の語学力はHSKで言うと3級・4級に相当する初級レベルです。ほぼ中国語での会話の経験もなく、中国の多くの人々から日本に向けられた感情がいいとは言えない状況下に一人で中国に渡航することに対して不安が大きかったのですが、中国到着後すでに色んな人に助けていただきました。

空港で迷っていたところすれ違った方が五角场行きのバス停を教えてくださり、乗車券も買ってくださりました。

中国語で思うままに感謝の言葉を伝えることができないことをこれまで悔しく感じたことはありませんでした。言語を理解するというのは、その国を理解し心を通わせることだと感じています。渡航前の不安とは裏腹に、上海に到着してこれからの一年間に期待でいっぱいです。来週からは語学のクラスも始まるので、約一年間、いただいたチャンスを無駄にせず意味ある滞在にしたいと思っています!

では、来月のレポートでまたお会いしましょう!