「留学に向けて取り組んだ準備と留学に向けた思い」細川詩織(北京師範大学)

時が経つのは早いもので、1月に奨学金留学の内定を頂いてから7ヶ月が過ぎ、いよいよ渡航の日を迎えようとしている。

2020年4月、念願の中国語学科に進学した私は大学での勉強を心待ちにしていた。

しかし大学の入学と同時に新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発令され、私の初めての中国語学習はZoomを通じたものとなった。来る日も続くオンライン授業、大学内での留学プログラムも次々と中止となり、この奨学金に出願する頃には大学3年生の冬になっていた。就職活動を進める同級生たちを横目に、このタイミングでの留学は本当に正しい選択なのだろうか?と何度も自問自答した。しかしやはり入学当初からの留学したい、という気持ちが完全に消えることはなく、学科の先生方と何度も相談を重ね、大学を1年間休学して今回の留学に参加することを決めた。

派遣先が決まってからは主に大学や現地での生活に関する情報集めつつ、文法の復習とリスニングの勉強も進めた。小红书や抖音などのSNS上では、実際にその大学に通っている学生たちが、学校の雰囲気やその周辺の環境について詳しく発信しており、非常に参考になった。また、私は今回初めて中国に行くので、生活に関しては全くの無知である。買い物の仕方やバスの乗り方のような日常的なことから調べた。そして中国語学習に関しては、大学3年の春にHSK6級に合格してからというもの学校の授業以外でまともな勉強をしていなかった。そのため去年買ったまま中途半端になっていた文法書を引っ張り出して復習したり、机に向かう勉強だけでは飽きてしまうので抖音のライブ配信を見たりといった勉強法を取り入れた。中国人が自然に話す中国語に慣れることで耳が鍛えられるし、どれくらい聞き取れているかの指標になるのでぜひ試してみてほしい。

新たな環境での生活に大きな不安はあるものの、この10ヶ月間は自分次第で大きく成長できるチャンスだと思っている。一日一日を無駄にせぬよう大切に過ごしていきたい。

復習に使った文法書

中国人の方が料理を作る抖音ライブ