「日本と中国、似ているところ、異なっているところ」京谷 礼奈(北京師範大学)

中国留学も半年以上が過ぎ、最初のような衝撃は段々となくなってきてしまいました。今回は、中国に来たばかりの頃書き留めていた“中国で衝撃的だったところ”について何点か紹介したいと思います。

◎トイレ事情

基本和式・紙無しです。中国人は体の一部が触れることを嫌うらしく、洋式があっても使いたがる人は滅多にいないそうです。また鍵が壊れていることは日常茶飯事で、鍵がついていても恐ろしい程あてになりません。何度か開いたことがあったので、ドアを押さえながら用を足す習慣が身につきました。ニーハオトイレに曇りガラスのトイレ、ドアが低いトイレなど、トイレ大国で育った私達日本人にとってはかなり苦痛に感じる点かもしれません。

 

◎お辞儀

私たちは一般的に感謝や挨拶の意味合いでお辞儀をしますが、中国では日本とお辞儀の意味合いが異なるらしく、日常的にはお辞儀をしません。私は癖で未だによく会釈やお辞儀をしてしまいますが、とても不思議がられます。

 

◎スマホ命

注文・決済・買い物・出前・交通機関全てスマホで完結するので、出かける際はスマホとティッシュだけ持ち歩けばいいので便利な反面、スマホが無いと何もできません。加えて、本人確認をする際は必ず電話番号の下4桁を聞かれるので、中国生活は電話番号を持ってからがスタートです。これだけスマホ社会なので、至る所に充電スポットやモバイルバッテリーの貸し出しがあります。アプリも多いので、留学に来る前はスマホを見直しておくといいと思います。私は持ってきたスマホの容量が全然足りず、新しくスマホを買いました…。

 

◎キッズエリア

大体どこのショッピングモールも、フロア一帯キッズエリアの階があります。アディダスキッズやスケッチャーズキッズなどショップが全てキッズ専門になっていて、子供たちが遊べる空間も設けられています。日本でもキッズ専門店はありますが、フロア一帯がキッズエリアになっているのは見たことがないので驚きました。これだけ子供に対して熱量を注いでいる中国ですが、チャイルドシートや授乳室といった特別な設備は無いようです。日本の細やかさに改めて気づかされました。

 

 

 

中国のキッズコーナー