「今後留学する人たちへのメッセージ」志甫明音(北京外国語大学)

留学が始まって毎月書いてきたレポートもいよいよ今回が最後だと思うと、1年間の留学ももう終わるのだなあとしみじみ感じます。今回のレポートは今後留学する人たちへのメッセージということで、たいしたことは言えませんが、少し書いてみたいと思います。

まず、中国に留学するかどうか迷っている人もいると思います。私も就職のことやコロナのことなど、この公費留学に応募するかどうかすごく悩みました。最終的に1年間オンライン留学になってしまいましたが、後悔はしていません。なぜなら、私はそのときの自分が最善の選択をしたと信じているからです。读写课で読んだテキストにも「私たちが人生で面する“選択”は、多くが情報が不完全な状態での選択である。このとき、どのように選択するかが何を選択するかよりももっと重要だ。」という文章がありました。そのため、留学を迷っている人がいたら、自分でたくさん考えて自分自身が最善だと思う選択をしてほしいと思います。

とはいえ、私としては留学することをおすすめします。留学期間に努力し続ければ、中国語能力は必ず伸びると思います。さらに、留学を通して様々な国の学生と知り合うことができるのも、貴重な経験だと思います。中国語の通訳になりたい人や、60歳の企業経営者でビジネスのために中国語を勉強したい人、中国の大学院に入りたい人など、国籍も年齢も目的も異なる学生と接することで、良い刺激を受けられますし、視野も広がります。また、今年の夏ごろから留学ビザの発給が再開されたことに加え、1月8日からは中国に入国する際の強制隔離が撤廃されるとのことで、来年からは中国に渡航しやすくなると思います。やはり留学の目的は語学の向上だけではなく、その国の文化を体験することだと思うので、今後中国に行って留学される方は、その機会に中国のいろんなところに行ってみたり、様々な活動に参加してみてほしいです。

これから中国に留学される皆さんには、留学生活の1日1日を大切にして後悔の残らない留学になってほしいと思います。