「留学する前のイメージと実際に留学してみて気付いたこと、新たな発見」櫻井彩乃(雲南大学)

私は自宅からオンライン授業を受けているため、留学前のイメージと実際の留学生活に差というものはあまり感じていません。また、昨年HSK留学推進室が企画したオンライン留学に1学期間参加していたため、微信を使ったコミュニケーションやオンライン授業そのものにも戸惑うことはありませんでした。しかし、それでも今回の留学中に意外に感じたことがいくつかあったため、ご紹介したいと思います。

1つ目は想像していた以上に学部や大学院への進学を目指すクラスメイトが多いということです。雲南大学の先生もそれを勧めており、とりわけ学部留学に関してはHSK4級を取得すれば多くの大学に出願できるため、先生は口癖のように「HSK4級に合格しないと中国に来られないよ~!」と言っています。私は交換留学のようなものをイメージして今回の留学に臨んだため、中国進学への準備として今回の留学に参加している他の生徒との間に少しギャップを感じました。

また、担任の先生は私に「あなたは雲南大学の漢語国際教育学院に研究生として進学すると良いと思う!教師に向いているよ。」とおっしゃってくださいました。私は評価されるとそれを真に受けてしまうタイプであるため、元々大学院進学は視野に入れていなかったにも関わらず、最近大学院進学も含めて今後の進路について悩み始めてしまいました…。

2つ目は中国人が会話の中で婉曲的な言い回しを好むということです。先日、综合课の授業の中で「話し方」に関するトピックが出てきたのですが、その際に先生が「中国人は直接的な言い方を好まない。相手に配慮して“拐着弯说”(遠回しに伝える)。」と教えてくださいました。私のイメージでは中国人は日本人に比べて自分の意見をはっきりと述べる印象があったため、この話を聞いたときは正直とても意外に感じました。私は中国の方との交流経験があまり多くないため、実生活でこれを実感したことはないのですが、今後中国の方と交流するときには思ったことを何でもそのまま口に出さないように気をつけたいと思いました。

3つ目は雲南大学の留学には中間テストがなく、期末テストのみだということです!ちょうど明日(12月26日)から期末テストが始まるため、かなり焦っております。オンラインでの試験ということで、少し不安な部分もあり、試験方式などをクラスメイト間で逐一確認し合っています。現時点で満足に準備できたとは到底言い難いのですが、最後まであがいて頑張りたいと思います…。