「留学する前のイメージと実際に留学してみて気づいたこと、オンライン授業での勉強法」池尻小春(北京語言大学)

今回のテーマは留学する前のイメージと実際に留学してみて気づいたことですが、オンライン授業でも沢山の事に気付かされました。その中でも最も大きな気づきとして、私はもともと中国に対して時間にルーズな印象を抱いていました。実際に、日本の大学で中国人の教授の授業を受講していた際に、毎回15分ほど遅刻する方だったので、中国人は皆時間に対して寛容なんだというイメージでした。しかし、オンライン授業を通して、これは一部分に対する偏見でしかないと気付かされました。私が受講したどの授業でも先生方は授業開始時間より早めに会議に参加している程でした。このおかげで私自身の気も引き締まって、真面目に授業に参加できたように感じます。

半年間のオンライン授業を受けて最も感じたことは、やはり会話力の向上には限界があるということです。瞬発的に中国語が思い出せなかったり、どのように自分の意見を言えばいいか分からなかったり、授業で沢山もどかしい思いをしました。そこで、日本にいても会話力を向上させる為に、瞬間中国語作文という勉強法を取り入れることにしました。これはもともと英語の勉強法だったものを中国語に置き換えた方法で、様々なフレーズを瞬発的に中国語に訳して発音するというシンプルな勉強法です。ここでポイントになるのが10秒以内に訳すということで、思い出すまで長い時間考える事は不要です。このやり方を通して、中国語の你好や谢谢のように身体に染み込んでいる中国語表現を徐々に増やしていければ、会話力の向上に繋がります。まだ始めて少ししか経っていないので効果はまだ分かりませんが、これから継続していきたいと思います。

今月は前期最後の月で、授業もテストに向けた総復習がメインでした。私は選択授業の内二つは自主的に授業課題を進めていくものを選んだので、テスト勉強にしっかり取り組む時間を確保できました。また、毎回の授業の後に板書したものを復習していたので、テスト前に焦らず、計画的に学習できたと思います。先月受けた中国語検定も無事に合格していたので、今度はHSK六級に向けた勉強を引き続き頑張ります。