「隔離解放後の生活」橋本采悠加(上海財経大学)

9月の下旬に中国に入国し、大学の宿舎に入ったのが10月の半ばでした。それまでは一人孤独の日々が続いたので、正直精神的に辛かったです。入国して10日は隔離ホテルで過ごし、その後は大学の宿舎に入るまで一週間以上は別のホテルで過ごしました。隔離後すぐに宿舎に入れないことは知っていましたが、宿舎が封鎖したことにより、また期間が延びたのがとても残念でした。しかし、1週間以上は上海の郊外のホテルに宿泊していたので、好きな時間に外出し、好きなものを買うこともできました。隔離が終了し、外に出たときはすでに10月ということもあり、肌寒く、一気に秋を感じました。さらに、中国の祝日期間だったので、街には家族や友達、夫婦やカップルでにぎわっていました。一番初めに向かったのは、やはり外灘です。租界建築が並ぶ通りを見て優雅な気分になったり、上海を象徴する浦東の高層ビル群を見て、上海に来たという実感が湧きました。

国庆节最終日の街の様子

 

平日の午前は毎日オンライン授業がありますが、午後は上海の街を徘徊していました。隔離期間中に上海の食べ物や観光地について調べ、行きたい店を事前に選んでいました。上海には安くて美味しい食べ物がたくさんありますし、流行りのスイーツ店やおしゃれなカフェ、巨大な商業施設など、なにもかもあります。土曜日や日曜日は、地下鉄やバスにも乗らず、ただただ街を歩いて、SNSには載っていない平凡な景色を見たり、街の雰囲気を感じていました。

私がはまっているスイーツ店

 

初めて上海で友達と行ったカフェ

現在は大学の宿舎に住んでいますが、いまだ授業はオンラインなので大学では授業を受けていません。さらに、30分以上の外出は外出申請を提出しなければならず、大学に入るのならば入校申請を提出しなければなりません。思っていたよりも自由がきかず、友達もあまりできていなことが悲しいです。まだ自分から話しかける勇気がないのと、私は研究生の宿舎に住んでいて、宿舎内で人を見かけるのが少ないです。この状況下で、オンライン授業で外を出歩かないのと、見かける人の多くが外卖(出前)や配達を受け取りに行く人で、話しかけにくいのです。上海に来て1ヶ月が経ち、改めて時間が早く感じました。勇気を出すのは一瞬なので、これからは悔いのないように、自分の思い描いていた生活に近づけるよう努力します。

大学の食堂で韓国式ラーメン(辛め)