「留学を開始して困ったこと、面白かったこと」東條友貴(天津外国語大学)

九月から授業が始まり、私の大学は今のところ対面で授業するのか連絡が来ず、オンライン授業ですが、いよいよ留学がスタートしたんだなと改めて感じたと同時に困ったことや面白かったことがあった。

まず困ったことといえばオンライン授業の準備である。私はあまりネットや機械が得意ではなく、オンライン授業に必要なアプリのダウンロードや設定やアカウント登録などが難しく何回も先生にWechatで連絡して設定することが出来た。

次に勉強面では、私は今までHSKや中国語検定の勉強をしてきて読み書きはそれなりに出来るようにはなった、しかし会話の練習をあまりしてこなかった。そこでまず一つ目の問題にぶつかる、私の大学はクラスをレベル別に5つに分けられるのだが、その判断基準がHSK何級を持っているのかと40問の文法問題テストで分けられる。テストの結果私はちょうど真ん中の3番目のクラスに配属された。そこで授業が始まったのだが何を話しているのか全く聞き取れず、会話の受け答えがほとんど出来なかった。自分以外の生徒は日本人含め(クラスには私以外に3人日本人がいる)受け答えが出来ているのだが、私はほとんど相づちや笑顔で乗り切るしかなかった。最初の週はほとんど先生の話を聞いているだけで終わってしまった。それからはその悔しさをバネに先生が授業を録画してくれる(時差によって授業を受けれない学生がいるので)のだが、その動画を何回も繰り返し視聴し、わからない単語は辞書で確認し復習を行った。

それの成果もあるのか段々と先生はこう言ったことを言っているのだなとわかり始めて、先生が出した問いに対して答えることが出来たのは本当に面白かったし、ちゃんと中国が通じたんだなと嬉しかった。

いつまでオンライン授業が続くのか、対面授業になり中国に行ける日はいつなのかはまだわからないが、オンライン授業で日本にいるからこそ出来ることを考え、有意義な留学にしたいと考える。

オンライン授業の風景