[留学に向けて取り組んだ準備と留学に向けた思い」柿沼澪菜マリア(復旦大学)

私は新型コロナウイルスが猛威を振るっていた2020年3月に大学に入学しました。元々国際交流が好きだったので留学生が多い大学を志望し、中国人とも当たり前に交流ができると思っていました。しかし、コロナウイルスの影響で留学生の姿を見かけることはなく、本来は対面で行われるはずの中国語の授業も全てオンラインで行われました。「こんなはずじゃなかった」と悔しく思う日々が1年半続いた時に見つけたのが中国政府奨学金でした。

2020年から留学ビザの発給を停止していた中国ですが、今年に入り半年近くが経っても政府の方針に変わりはなく、内心渡航は諦めつつありました。しかし6月にはビザ再開のお知らせが入り、嬉しくて嬉しくて夢を見ているような気分でした。2年半ぶりのビザ再開、コロナ禍での渡航というイレギュラーな年なので何事もスムーズには進みませんでしたが、それでも現地に行けると考えると前向きに待ち続けることができました。8月後半にはビザを申請しに行き、大学のWeChatグループにも招待され、現地に行くという実感がますます湧いてきました。WeChatグループでは世界中の様々な国から集まった学生たちが中国語でやり取りをしていて、「私ももっと頑張らなくては」と少し焦りも感じています。

東京のビザセンターにビザを申請しに行った際の様子

留学までの間は、大学の授業で使った参考書を復習したり、中国のドラマやテレビ番組を見たりして中国語の勉強をしていました。特にテレビ番組は、教科書にはあまり載っていない表現や中国人の方が何気なく使う言葉を学べるので、良い勉強方法だと思います。日本にいる間はどうしても座学が多くなってしまうため、中国に着いたら実践という形で多くの方とコミュニケーションを取りたいと考えています。

中国ドラマ鑑賞。中国語字幕で見るようにしています。

中国語の勉強風景

5日後から授業が始まります。ビザの関係でまだ渡航することができずオンラインでのスタートとなりますが、気を引き締めて頑張りたいと思います。