「留学に向けて取り組んだ準備」橋本采悠加(上海財経大学)

初めに9月から公費留学生として約一年間中国語を勉強させていただく、素晴らしい機会をいただけたことが大変嬉しく、日中友好協会の方々に感謝いたします。授業が始まる日が近づくにつれ、少しの緊張と大きな期待を胸に膨らませています。9月からの留学に向けて主に取り組んだことは、3つあります。

1つ目は、中国ドラマを見ることです。今は中国のドラマを字幕で見ています。ドラマを見ることで、言葉の言い回しや現地の食べ物、環境、文化を学ぶことができます。勉強した単語や文を実際にどのようなシチュエーションで使うのかを勉強でき、また知らない言葉や使いたい表現をメモして、復唱したりしています。以前、中国人留学生に「どうやって勉強したの?」と聞くと、「日本のドラマを見てほとんど覚えた」と言っていました。私も中国ドラマを字幕なしで、耳で聞いてディクテーションできるように頑張ります。

2つ目は、中国語をたくさん使うことです。幸運なことに、今年の4月から台湾人の友人が日本(大阪)に留学に来ているので、週1回会って話をする時間があります。一緒にご飯を食べたり、買い物に行ったり、色んな観光地に行きました。いつも私が言いたかった言葉をくみ取って、正しい言い方に直してくれるところが、一番ありがたいです。また、日記を書いて添削をしてもらうことを始めました。どんなに小さなことでも、何でも書いて、失敗を恐れずに挑戦しています。「こっちの方が自然!」と教えてくれたり、反対に私も不自然な日本語を直して、正しい言い回しを教えたりと、相互学習の素晴らしさを改めて感じました。無駄なことが一つもなく、どの瞬間も互いにとって学べるところが、良いところだと思います。中国でも日本語を勉強している学生と相互学習できるのを楽しみにしています。

3つ目は、街を知ることです。私は大学で国際観光学を学んでいました。私は観光地を調べるのが得意で、日本や世界を旅行する際には、ガイドブックやSNSなどから、情報を集めて計画を立てます。上海のガイドブックを購入し、約一年間お世話になる街をできる限り頭に入れたいと思います。外灘の歴史的な西洋建築と高層ビルなどの現代建築が入り混じっているところが魅力的で、見たい風景の一つです。もちろんガイドブックやSNSに載っていない出来事を体験できることが何より楽しみです。