「留学生とのオンラインでの交流」後藤由衣(北京第二外国語学院)

授業の様子(口语课)昨日、期末テストの最後の教科が終わり、約1年間の北京第二外国語学院への留学生活が幕を閉じた。この1年間は長いようで短く、あっという間だった。コロナの影響で結局中国に行くことは叶わなかったが、日本に居ながらにして様々な国の留学生と交流でき、ある意味でコロナ渦でしか体験できない留学体験ができた。最後の1か月間は、「あと少しでこの先生の授業受けることができなくなるのか」「1年間一緒に頑張ってきたクラスメートともあと少しでお別れか」と寂しさを感じることが多かった。

 

さて、今回のレポートではオンラインでの留学生同士の交流方法について少し述べようと思う。残念ながら、北京第二外国語学院の授業は基本的にカメラオフで行うため、顔を合わせての交流の機会はほとんどなかった。その代わりに授業中にペアになって一緒に音読したり、会話練習をすることが多かった。特に口语の授業ではグループ分けされて、2週間に1回ほど、グループごとに授業前にその週に学んだ課の本文についての質問を考え、授業中に別のグループに質問して答え合う、という形式の授業もあった。その際にはWeChatのグループで他の留学生と交流することができた。また授業以外でも、例えば課題の分からないところを質問したり、テスト前には範囲の確認をしたりとオンラインでありながら少なからず交流の機会があったことは私にとってとても嬉しかった。他の留学生との交流の中で私がいつも感じていたのは、母国語はお互いに通じないけれど、中国語を共通言語として様々な国の留学生と交流できる喜びだった。実際に会うことができなくてもWeChatを通して留学生同士1年間頑張り合えた経験はとてもかけがえのないものとなった。

最後に今回の留学は昨日をもって終了となったが、今回たくさんの国の留学生と出会えた一期一会を大切にこれからも定期的に連絡を取り続けたいと思う。そして私のクラスの留学生のほとんどは本科生であと2年間北京第二外国語学院に在学する学生なので、いつかコロナでの入国規制が緩和されたら、クラスメートと先生に実際に会いに行きたい。その時に彼らと流暢な中国語で会話したい。その思いでこれからも中国語を学び続ける。

授業の様子(精读课)