「中国で流行っていること、自身の関心のあること」志甫明音(北京外国語大学)

中国で流行っていることですが、残念ながら中国に渡航できていないのであまりわかりません。そこで、先日の授業でちょうど中国のネット流行語を調べるという課題があったので、いくつか紹介したいと思います。

yyds

1つ目は、「yyds」です。これは、「永远的神」という言葉の拼音の頭文字を取ったもので、自分が賞賛したい人や物に対して使うそうです。使い方も「迪丽热巴,yyds!」のように、名詞の後ろにyydsをつけるだけでいいので、とても使いやすい言葉だと思いました。

凡尔赛

2つ目は、「凡尔赛」で、直訳すると「ベルサイユ」です。しかし、流行語としての意味は「自分の生活の豊かさを、さりげなく自慢する人」です。例えば、「彼氏がランボルギーニを買ってくれたんだけど、色がダサすぎて乗れないよ」と言っている人がいたら、「她好凡尔赛呀。」というように使います。

社会恐惧症

3つ目は「社会恐惧症」です。略して「社恐」とも言います。本来は対人恐怖症のような病気を指す言葉ですが、流行語としては、もっと軽い意味で「人付き合いの苦手な人」を指します。

社会牛逼症

4つ目は「社会牛逼症」です。略して「社牛」とも言います。この言葉は、「社会恐惧症」の対義語で、「人付き合いが非常に得意な人」という意味です。

 

これらの流行語を調べてみて、日本と中国の流行語の感性には似ているところがあると感じました。例えば、日本でも賞賛するときに「神!」と言うことがありますが、これはほぼ「yyds」と同じだと思います。また、「社恐」「社牛」という言葉は、日本での「陽キャ」「陰キャ」「コミュ障」と似ていると思いました。

 

また、私は中国の時代劇を見て、衣装が素敵だと思っているのですが、ここ数年中国の若者の間で漢服ブームが起きているという記事を読みました。漢服市場は拡大しており、2019年淘宝における漢服の売上高は20億元を超え、アリババのいくつかのネットサイトで漢服を購入した消費者の数は2000万人近くに上ったそうです。イベントなどで着る人だけでなく、日常生活に取り入れる人もいるようです。もし中国に行く機会があれば、私も漢服を着てみたいです。

漢服にフォーカスしたブランドも多数存在する