「留学開始後に見る留学準備」松延 伶美(浙江大学)

中国(杭州)に来て約1ヶ月が経ち、やっと現地の生活に慣れてきました。それと同時に、留学前に事前にしておいたほうがこと・持って行った方がいいものが分かってきたので、今後中国へ留学をする方が参考にできるように紹介したいと思います。

まず、留学前にしておいた方がいいことを3つ紹介します。
1つ目は、重要な情報のメモを取っておくことです。パスポートナンバーや、留学先の学校の連絡先・住所をスマホのメモなどにまとめておくと、空港で書類を書く時や、検問された時に便利です。また、パスポートや学校の入学許可証などの重要書類は各種3枚ほどコピーして持っていくと、後の様々な手続きの時に役に立ちます。
2つ目は、クレジットカードを2枚準備することです。私はクレジットカードを1枚しか持っていっておらず、そのカードでは現地で現金が引き出せないことが最近判明したので、やはりクレジットカードは最低でも種類が違うものを2枚は持っていった方が安心です。
3つ目は、支付宝を日本で使っているクレジットカードと結びつけることです。支付宝は、中国で最も使われている決済アプリの一つで、このアプリにお金を事前に入れておかないと、中国に着いてから口座を開くまで生活がとても不便になります。私は支付宝のツアーパスを使いお金を事前にトップアップしていたので中国の空港について、直ぐに学校までタクシーに乗ることができました。
逆に個人的にしなくてよかったのにな、と後悔していることがあります。それは留学直前に、歯医者で虫歯になりかけの歯をたくさん治療してもらったことです。1年後の治療でもいいと言われたにもかかわらず、1年間日本の歯医者に行けないなら、事前にたくさんの歯を綺麗にしてもらおうと思い、多くの歯を軽く削ってもらい、埋めてもらいました。しかし中国に来てから事件は起きました。ある時ご飯を食べていると埋めてもらったところが欠けてしまい、泣く泣く中国の歯医者に行くことになりました。もし留学前に歯医者に行くのであれば、よく考えて治療をしてもらったほうが良いです。

次に、持ってきて良かったものを3つ紹介します。
1つ目は、洗濯ネットです。学生寮の洗濯機は共用で、洗濯物を洗濯機のあるところまで持っていく時に、洗濯ネットに洋服をまとめて入れて持っていくことができます。また、洗濯ネットに入れて洗濯することで下着などは隠すことができます。
2つ目は、モバイルバッテリーです。中国ではキャッシュレス決済が主流で、スマホがないと生活が成り立ちません。そのため、日本にいる時より必然的にスマホの充電が減るのが早いです。外にいる時に充電が無くなって慌てなくていいようにするためにモバイルバッテリーは必須です。
3つ目は、タオルです。意外と持っていくのを忘れがちなタオルですが、手を洗ったあとやシャワーを浴びた後など、ほぼ毎日使うのでできるだけ多く持っていったほうがいいと思います。私はスーツケースの隙間に6、7枚入れて持ってきました。

逆に持ってこなくていいものは、ドライヤーです。私は日本からドライヤーを持ってきたのですが、日本と中国では電圧がだいぶ違うようで、海外コンセント対応の延長コードを介して日本のドライヤーを使っても煙が出そうになるほど熱くなってしまいました。だから、個人的にはドライヤーは現地で安いものを買うことをおすすめします。

以上、個人的に思う留学前に事前にしておいたほうがこと・持って行った方がいいものを紹介しましたが、他にも各個人によって持っていく必要のあるものがあると思うので、しっかりと事前にリストアップしておくと良いです!
今後も日本と中国の違いに戸惑ったり驚いたりすることがあるだろうと考えていますが、その違いを楽しみつつ生活する中で、自分の目標を軸に日々新しいことを学んでいきます。そして多くの人に現地の情報を共有できるようにしていきたいと思います!

浙江大学近くの西湖の風景

食堂のご飯