「挑戦」後藤由衣(北京第二外国語学院)

後期が始まって早くも一か月が過ぎた。私にとってこの1か月は「挑戦」の1か月だった。

まず1つ目はHSK5級への挑戦だ。単語帳とリスニング対策集、そして過去問集を準備し対策を始めた。私は特にリスニングが苦手だったので、リスニングは毎日対策した。問題を解いていく中で感じたことは、話し手の言葉から意味を推測させる問題が多いということであり、この問題に私はとても苦戦した。リーディングパートは得意分野で先に問題を読んでから文章の中に答えを探しに行く、という解き方を身につけることで速読のスキルを身につけることができた。ライティングパートはネトチャイで先生に毎回添削して頂いた。約1か月の対策を経て迎えた試験当日だったが、リスニングパートはやはり難しく感じ、満足いく出来だとは決して言えなかった。ただ今の自分の中国語能力を知る良い機会になったと思う。

HSK5級の対策問題集

そして2つ目は様々なイベントへの挑戦だ。つい先日、中日大学生フォーラムに参加させて頂いた。私は正直、「中国人の友達ができるかも」と軽い気持ちで参加したのだが、その何倍も有意義な時間となった。私たち留学生が日中友好の最前線に立っている、ということを改めて認識したと共に、小さな交流が日中友好につながるということを学んだ。コロナ渦であっても中国人の方と実際に交流する場に自分で挑戦する、ということは重要であると思う。またこのような機会があることにも感謝したい。来月は2回目のスピーチ大会もあるので、パートナーと一緒に言語を学習しながら1回目よりも内容、発音共に成長したスピーチが発表できるように準備を進めていきたい。

中日大学生フォーラムの案内

私はこのオンライン留学の中で「挑戦」することの大切さを身にしみて感じている。というのも、授業中に、合っているか分からない自分なりの中国語で自分の考えを述べることも、教科書を音読することも挑戦であり、留学中のすべてのことが挑戦なしでは上達を得られないからだ。これからもチャレンジ精神で何事にも果敢に挑戦していきたい。