「中国語の勉強方法」有馬万達(南京大学)

春休みが終わり、授業が再開しました。今学期は高級上のクラスに配属され、ほとんどが今学期中にHSK6級取得を目標にしているクラスメートと授業を受けています。前の学期と異なることは、現地時間と同じタイムスケジュールになったため授業が朝からになったことと、現地で授業を受ける人たちと一緒に授業が進むことです。時間の都合もあって、クラスメートはほぼアジア系で、現地授業の人はほとんどが韓国の方です。以前と変わるところもありますが、基本的なスタイルは変わらず、あまりストレスを感じずに授業に参加できていると思います。

今回は中国語の勉強方法というテーマなので、あまり変わったものではありませんが、今学期中にHSK6級取得を目指している私の勉強方法を紹介したいと思います。まず私が考えたことは、オンライン留学の分、できる部分はなるべく中国語に触れるようにするということです。私がよく実践しているのは、散歩中に中国語のラジオを聴くことです。私は外国に住んでいる華人向けのラジオ聴いているのですが、楽しい内容なのであまり苦にならず、英語も交えながら話す番組もあるので理解もしやすいと思います。以前英語のリスニング対策の際に英語のラジオをよく聴いていて、外国語学習者向けの放送局もあるので、丁寧に話してくれます。またクラスメイトとチャットや通話するのも良いと思います。お互い中国語のレベルが近いので気楽に話せて、中国語でものを考える習慣がつくのでオススメです。

HSK対策としては一貫して「アスク出版」から出ているHSK対策本を使っています。HSK関連の参考書は英語に比べてかなり少なく、学習し始めの時は自分に合うかわからないし、心もとないように思っていたのですが、私個人的には現状同シリーズで満足しています。授業で習う知識と、日本語の中国語参考書で身につく知識は共通しているところもあって、そういった部分では頭に残りやすいですが、授業は授業、参考書は参考書で得られるものが違う時もあります。そういった意味で両方をうまく合わせて活用していきたいと思います。