「留学中にびっくりした体験」豊増日菜(清華大学)

中国に住んでからというもの、毎日一度は驚いているような気がします。旅行の時には気づけなかった驚きで毎日が楽しいです。数あるびっくりした中でもふたつ紹介しようと思います。

まず中国人の学生は宿舎生活で自炊がほぼ不可能なために食堂に行くしかない…これだけでも大きな違いがあると思います。以前のレポートにも書きましたがそのため食堂の価格はとてもリーズナブルですし、飽きることがないくらいメニュー豊富です。

そんな中、11月に言語交換の相手が友だちから上海蟹を送ってもらったと教えてくれました。「自炊できないんじゃ…」と問うと「大丈夫」とのこと。当日、呼ばれた食堂に行くと「あと10分!」とのことだったので一緒に待機していると、なんと食堂で蟹を蒸してくれていました。相談すればなんとかなるんだと衝撃を受けましたし、私の価値観では追いつかないくらい許容される幅が広いなあと思った出来事でした。

蒸された蟹

次に驚いたのは中国はとてもデジタル化された社会ですが、マンパワーでしか解決できないことが意外とたくさんあるということです。私が中国に来てもっとも苦労したのがWeChatPayの開設なのですが、過去旅行した時に開設を試みたからか凍結されていました。理由もわからず、カスタマーセンターに書類を送れと言われるもその窓口がどのページにあるのか教えてもらえず…結局電話して、まだまだ中国語を話せなかったのでルームメイトに助けてもらい、3度ほど電話してやっと使えるようになったことを覚えています。他には銀行開設の時も1週間後に本人確認の電話がありましたし、このような経験を経てセキュリティ関係は人力でしか解決できないことが多いとわかりました。鉄道に乗るアプリも使おうとすると駅に本人確認をしに行かないといけませんでした(※アプリ上で申請するのはかなり時間がかかるそうです)。

私とカスタマーセンター(AI)のやりとり

こんなに電子決済等進んでいても、結局は人が解決するんだ…と当たり前のことなのですが驚きました。電話はたくさんするうちに慣れましたし、留学中の身分としては頑張って中国語を話す機会になってよかったと思います。驚きと度胸をくれた気づきでした。