「中国語の勉強方法」櫻井彩乃(雲南大学)

後期が始まるこのタイミングで、やっと中国への渡航が決まりました。前期のレポートにも記した通り、現地に行きたい気持ちが強かったので、嬉しい気持ちでいっぱいです。3月中旬に渡航することにしましたが、授業は2月20日から既にオンラインで行われています。久しぶりの授業に少し緊張しつつ、渡航準備に追われる毎日です。

さて、2月のレポートテーマは「留学中に経験した面白い、変わった体験」ですが、これに関しては来月書けることを期待しつつ、今回は3月のテーマである「中国語の勉強方法」を通して前期の学習について振り返っていきたいと思います。

授業の予習・復習

まず、雲南大学の授業の予習・復習に関してです。前期の综合课と听说课の先生は発音に厳しかったため、授業を受ける前に発音が分からない単語を調べたり、mp3を聞きながら音読したりして、少しでも正確に発音できるよう努力しました。どの授業も宿題が比較的しっかり出ていたため、自主的な復習はあまりしませんでしたが、既習範囲の課文を再度読んだりmp3を聞いたりしていました。しかし、後期になり先生が全て替わってしまったため、それぞれの授業の進度や難易度に合った新たな学習法を見つけたいです。

听说课の予習で書いた声調のメモ

中国語のニュース

中国語学習における目標の1つが、「中国語のニュースを理解できるようになりたい」ということです。以前のレポートでは『ABC中文』や『Easy Chinese News』を利用していると書いたのですが、最近は『NHK WORLD』アプリで『东京网播间』を見たり、『腾讯新闻』で気になったニュースを読んだりすることが増えました。また、パソコンのニュースフィードを中国語設定に変えたため、パソコンを開いたついでにニュースを読むこともあります。(大半がエンタメですが…。)聞き取れない・意味が分からない単語も多いですが、とりあえずは調べずに多聴・多読を心がけています。

东京网播间

腾讯新闻の早报

パソコンのニュースフィード

単語学習

前期の学習において、一番反省すべきは単語学習です。授業で出てきた単語は知識としてある程度定着した一方、自主的に単語帳を用いたりして勉強することを怠ってしまいました。もちろん単語力が全てではなく、簡単な語彙だけでも会話は何とか成り立つと思いますが、より深い表現をするためにはやはり語彙の蓄積が重要だと感じます。特に中国人の友達と微信で会話したり、中国ドラマを見たりする中でも成語が頻繁に出てきますが、ネイティブでない私が習得するにはやはり1つ1つ覚えていく必要があるのだと思います。

「学問なき経験は経験なき学問に勝る」と言いますから、後期は机上の学習にこだわり過ぎて“书呆子”にならないように、折角いただけた現地留学の機会を存分に活かしつつも、前期の経験・反省を踏まえた上で学習面でも悔いの残らないようにしたいです。