「福州での出来事」橋本采悠加(上海財経大学)

冬休みは、特に中国の各地を旅行したり、できるだけ外に出て、活動していました。冬休み後半の2月、私はまずルームメイトに連絡しました。ルームメイトが実家に帰るときに、手紙には「時間があったら、福建に来てね」と書いてありました。私は思い出してすぐに連絡し、彼女の実家である福州に行きました。航空券は良い時間帯がなく、上海から福州まで高铁で行き、日本でも6時間の新幹線は乗ったことがないので、少し腰が痛かったです。福州では有名な観光地を案内してくれて、次の日は彼女の実家がある福清市に行きました。着いたらすぐにオススメのお店に行き、海鮮やお肉を食べさせてくれました。ご飯の後は、観光地である石竹山というお寺に行きました。ここは山の上にお寺があり、1400段の石の階段を上らないといけません。初めは気分も良く楽しく上っていましたが、後半になるにつれて、私たちの会話は一切なく、息も荒くなり、訓練をしているようで苦しかったです。

福州の観光地(三坊七巷)

福州の観光地(三坊七巷)

石竹山

帰りは彼女のお父さんが迎えに来てくれました。彼女のお父さんは日本で仕事をしていたため日本語が話すことができ、車内では私とお父さんが日本語で話し、彼女は何を言っているのか分からないという不思議な時間でした。その夜、事前に夜はお父さんと友達と一緒に食事をしようと言われていたので、ホテルのレストランに行くと、なんとお父さんの友人は40人ほどのパーティーのようでした。私はてっきり少人数だと思っていたので、何を話していいのか、私がこの場所にいていいのか混乱しましたが、やはりこの食事会にも日本語ができる方が何人もいました。料理の説明を丁寧に日本語で説明してくれる人がいたり、日本での生活や仕事のことも話してくれました。このとき中国で初めての円卓で、こんなに大勢の人と食べきれないくらい豊富な料理を食べ、とても幸せでした。

食事会

旅の最後は朝から厦门に行くことになっていましたが、友人宅に遊びに行こうと誘われついていくと、またもや大人数の自宅パーティーが開催されていました。福州の名物である海蛎饼(牡蠣の揚げ餅)を家主がふるまってくれました。福州に初めて来て、多くの人と交流し、私がここで出会った方々はみな温かく、見知らぬ私を歓迎してくれました。上海では一人の生活だったのでより人の温かさ、心地良さを感じました。日本でもし私と同じような状況の人に出会ったら、私がしてもらったように温かく迎え入れたいと思いました。

友人おすすめの夜食店

海蛎饼