「中国人との交流(出会い方、交流の仕方)」足立星詩乃(浙江大学)

中国人との交流(出会い方、交流の仕方)

中国人との出会い・交流について、最近で言えば、以前参加した海南大学online交流会で知り合った日本語専攻の女子学生・刘さんが挙げられます。その交流会に参加しておられた中国人学生は、彼女をはじめ皆さん本当に日本語が流暢で、通訳なしを物ともせずお話しされるので、学習歴1年だというお話が信じられないほどでした。会終了後、刘さんからメッセージをいただき、WeChatでの交流が始まりました。朗らかな人柄で、いつも可愛い顔文字やスタンプを送ってくれるので、元気をもらえます。また雑談だけでなく、中国鉄道の携帯アプリ「铁路12306」の实名认证や人证核验、そして高铁の利用方法全般についても相談に乗ってくれました。後述しますが、私の楽しい冬休みは彼女の手助けあってこそです。

二泊三日南京旅行

期末考试を終え無事に冬休みに突入してから、どこか遠くに行きたいなぁ、でも春節の時期に重なるのは嫌だなぁということで、1月16日から3日間、南京へ旅行に行ってきました。非常に楽しい観光だったのですが、実はその準備段階でちょっとした苦労がありました。

外泊かつ長距離移動とあって、宿泊ホテルはWeChatのミニプログラム「携程旅行订酒店机票火车汽车门票」から検索・予約し、高铁は支付宝の「12306」または携帯アプリ「铁路12306」から購入しました。後者について、车票購入には駅の窓口(售票)での実名認証が必要、とは辛うじて知っていたので前以て行っておいたのですが、肝心の、購入した车票(QRコード)を表示するには人证核验をクリアしなければならないということを知りませんでした。そこで、中国人の友人に助言を求めては、急いで人证核验の申請をするも出発当日までに審査が通らず、結局朝一で窓口に駆け込み紙製の车票を印刷してもらう、というなんとも心臓に悪い始まりになってしまいました。しかし、その车票がないと乗車できなかったという訳でもなく、むしろ护照さえあれば车票の出番は無し(外国人なので有人対応が必要なため)、という拍子抜けの結果になりました。高铁に慣れている人からすれば間抜けかもしれませんが、何分初めてのことばかりで冷や汗をかいた高铁デビューでした。

南京に到着してからは、有名どころの夫子庙、牛首山、侵华日军南京大屠杀遇难同胞纪念馆などを訪れ、南京雨花茶、盐水鸭、汤包をはじめとする美食に舌鼓を打ちました。特に雨花茶は印象深く、若芽色の湯色に、渋みがなくほのかに甘い上品な味でした。杭州の龙井茶とはまた違う美味しさで、ぜひまた飲んでみたいです。

①はじめての高铁
駅構内に入る前の安全検査、指定改札でのデータ照合を終えると、日本の新幹線乗り場とほとんど変わりないホーム、高铁が待っていました。車内もメロディもどこか馴染みのあるもので、また車窓からはのどかな風景が望め、快適に過ごすことができました。

 

② 孔子廟への道すがら
春節間近ということもあってか、街並みは非常に華やかで、人々の熱気も強く感じられました。

③ 拜孔子,通文运
孔子廟の入り口正面は、装飾の光が水面に反射し、とても煌びやかな場所となっていました。学割で入場券を購入後入場し、孔子様に学業成就の見守りをお願いしてきました。

 

④ 店頭に吊るされた盐水鸭
孔子廟の近くで撮った一枚です。見た目のインパクトに惹かれて盐水鸭を購入してみると、信じられないほど美味しくて驚きました。

 

⑤ 南京大牌擋での豪勢な晩ご飯
南京で人気と評判なのを見て、訪れたレストランです。卓上の二维码をスキャンして注文する方式だったのですが、どれも魅力的でついつい頼みすぎてしまいました。店の内装や雰囲気、店員のサービス、料理の美味しさ、どれをとっても最高でした。

 

⑥ 鍋パーティーの下準備
春節期間中、同じ寮に住む日本人留学生と開催した鍋パーティーの一幕です。下準備自体は寮の共同キッチンで行いました。「金汤花胶鸡火锅底料」という鍋の素を使ってみたのですが、美味しくできました。

 

⑦ 新年快乐!
大みそかに当たる1月21日の夜、ふと思い立って自転車で出かけてみると、近所の広場で花火大会が行われていました。写真のような打ち上げ花火のほか、多種多様な花火でもって新年の訪れをお祝いしているようでした。光と言い音と言い、日本で見てきたものよりも激しさが増しており、「これなら魔も尻尾をまいて逃げ出すな」と思わされました。