「中国留学を終えて、これからの私」野村夢実(北京師範大学)

9月13日に中国へ渡航してから、約一年間の留学生活が終了した。このレポートも最後だと思うと本当に終わったんだなと感じる。振り返ってみると、本当に有意義な留学であり、たくさん学んで、たくさん観光して、たくさん食べて、たくさん経験した一年だったなと思う。しかし後悔もたくさんある。

私たち2022年度派遣生は幸運にも9月から渡航が出来た。しかし渡航できたものの隔離やコロナ対策がとても厳しく、前期はあまり思うような留学生活を送れなかった。しかしこの中国のコロナ対策を直接体験できたことは価値あるものであり、私たちの時にしかできなかったことでもあるため、後悔はなく、これこそが現地の方の生活を体験することだと思った。

後期からは中国のコロナ対策が一気に終了し、本当の留学生活が始まったように思えた。自由に学校の外へ出て観光したり、友人とご飯を食べたりと、有意義な生活が送れた。ただ、私の一番の後悔は学校で対面授業を受けられなかったことだ。私は現地にいながらも残念ながらオンライン授業を一年間受けた。実際にクラスメートと毎日教室で授業を受けることが出来ずとても心残りだ。しかし、オンライン授業でも自分で何とかして友人を見つけ、どのようにして友達の輪を広げるのか考えさせられた留学でもあった。また、様々なコンテストや留学生向けの活動などはオフラインでも行われていたため、積極的に参加した。そして帰国時には中国だけでなく、各国の友人ができ、オンライン授業でも自分で何とか努力すれば友人はでき、濃い留学にできると学ばされた。

私は留学に来る前、「中国語の東北なまりを改善する」という目標を立てていた。そのため留学中は積極的に中国の生徒と普通话で話す練習をしたり、授業中は果敢に会話練習に取り組んだりと、卒業時には東北なまりとわからないぐらいまでになった。帰国後は話す機会が少なるがここで学んだことを忘れず、将来に生かしていきたいと思う。

今回の留学で私はたくさんの素晴らしい友人を作ることが出来た。本当にどの友人も一生ものであり、この留学は私のこれからの人生に大きな影響を与えてくれると思う。日中友好協会様から頂いた内定、中国政府から頂いた奨学金で本当に良い経験、留学が出来た。このような機会を提供してくださり本当にありがとうございます。

そして私はこれからの1年、日本の大学に通いながら将来について考える予定だ。私は日本と中国の両方につながりを持つお仕事に就きたいと考えている。また、先日福岡県の「中国江蘇省への青年派遣事業」の団員に選ばれ、10/14-10/19に江蘇省へ行くことが決まった。活動中は中国留学で学んだことを生かし、そこでも日中関係や現地の方との交流などを行いたくさん学んできたいと思う。これからも頑張りたいと思います!!!

能去北京师范大学留学是我的荣幸。感谢这一年帮助我的所有人。留学期间遇到的每一位朋友都值得一生交往。谢谢北师大,谢谢日中友好协会。我会继续努力,学习中文!!!

一年間のルームメイト

卒業時