「中国留学 〜前期を終えて〜」岡崎葉生(北京大学)

9月の中秋節頃に中国に来たので、毎月満月を見るたびにしみじみと、中国に来てもう○ヶ月が経ったのだなと感じます。私は大学に入学した頃から中国留学を意識していましたが、コロナによって計画より一年遅れての留学になりました。ただし留学に来ることができたといっても、私の入国時は依然として防疫規制が厳しく、きっと留学中はこの状態がずっと続くのだろうなと予想していました。しかしこの半年の間に状況が一気に様変わりしました。まだ中国のコロナ対策が厳しかった11月頃、中国学生とお互いの国のコロナの状況について話していました。その際に相手が話した「中国が日本のように開放していけば、まず感染大爆発が起こるだろうね」という予想を聞いて、私はゾッとしながらもこんなにも規制が厳しいのだから開放するとしてもずっと先のことだろうなと考えていました。まさかこの1ヶ月後にはこの予想が現実になっているなんて!とはいえ、この変化の過程を生活の中で実感できたのはとても興味深い体験でした。驚いたのは北京での感染大爆発が私の考えていた以上に早く収まったことです。一時期は周囲でたくさんの人が感染していてこの事態が収束するには数ヶ月かかるのではないかと考えていたのですが、1月に入った頃にはみんな回復していて、私はついに感染することはありませんでした。同じ部屋で一緒に寝起きしている私のルームメイトが感染したのにも関わらず、私は感染せずにすんだのは本当に不思議です。1月中旬から幾つかの都市を訪れましたが、どこももう健康コードや簡易P C R検査場は過去のものになっていました。街ゆく人々はみなマスクを着用しているものの、コロナの感染をもうあまり恐れていないように感じました。

以上のコロナの感染状況などが重なって、前期ではまだ行けていない博物館や名所がまだまだあるので(見に行く予定だった戯劇が公演取り消しになったのも一回ではない)後期はできるだけいろんなところに足を運びたいと思います。

最後に、私の後期の学習目標としては、交流や積極的に活動に参加するというのももちろんですが、中国語でのニュース番組や記事、エンターテイメントや本に触れる時間を増やすことを心がけようと思います。中国語を使う機会は当然とても大事なので多く持っていたいですが、同時に私は中国語を使いながら語彙や表現の不足を痛感することが多く、私にはそもそもインプットが全然足りていないのでは?と感じることが多いからです。そのため、後期では中国語のインプットとアウトプットの両方を意識して勉強していきたいです。

12月31日の大晦日、キャンパス内の未名湖にて

北京大学印の月餅。非常に美味しい

春節の日に成都の廟会に行く

無印良品でも赤色の衣服が売られている