「中国留学 前期を終えて」野村夢実(北京師範大学)

9月13日に渡航してからあっという間に5か月が経過した。

振り返ってみると、本当に留学出来たことが奇跡だと思う。8月から渡航に向けて様々な準備をした。渡航できるかわからず、また何から手を付ければいいのかわからず、毎日不安で仕方がなかった。しかし日中友好協会様や奨学金仲間と協力し、1つずつこなし、無事中国留学の夢が叶った。

渡航してからは隔離の毎日だった。はじめは21日間の隔離は平気だと思っていたが、実際のゼロコロナ政策は非常につらく、ご飯も口に合わず、何度もあきらめそうになった。しかし留学出来ること、応援してくれている方を思い乗り切ることができた。学校についてからも引き続き隔離や50日以上の学校封鎖が続いたが、ルームメイトや友人たちと乗り越え今は自由な生活を大切にしながら楽しんでいる。

師範大の授業は少人数クラスで、读写看,听力课,会话课,报刊课の四つがあり、中国語の四技能すべてを鍛えさせてもらうことができた。特に私はzcsとzh ch shの区別と作文を書くのが非常に苦手だったが、授業で様々な単語や文法を学ぶことで、今では発音に気をつけるようになり、また自分の書きたいことを思うように書けるようになった。また中間テスト、期末試験ではすべての科目で95点以上取る目標を立て、勉強に励んだ。また、授業以外にも学部の作文コンテストと書道コンテストにも参加した。先生方のご指導もあり、優秀賞と2等賞をそれぞれ頂くことができた。後期も引き続き授業だけでなく、様々なコンテストに参加し結果を残したいと思う。

書道コンテスト

休みの日や冬休みは友人と北京観光をしたり、旅行をしたりしている。前期期間は思うように友人と北京観光ができなかったため、後期は思う存分楽しみたいと思う。中国の文化や食文化を自ら体験し、広めていきたいと思う。残りの留学生活は5,6か月。あっという間だ。悔いの残らない留学にするためにも、様々なことに体験、参加し、満足の行く留学生活にしたいと思う。