「中国留学~前期を終えて~」石井杏奈(蘭州大学)

私はオンライン留学生として授業を受けました。私のクラスは『HSK6級ベトナム班』というクラス名で、私以外の生徒は全員ベトナム人でした。授業は週に3回あり、日本時間の夜8時~9時40分の時間で行われました。教室の中で実際に授業を受ける場合は、クラスメイトも先生も身近にいるので交流ができ、また授業の緊張感を感じられることができると思います。ですが、オンライン授業ではクラスメイトとの交流がなく、緊張感は教室で授業を受ける時と比べると少なかったです。周りにクラスメイトがいれば、一緒に勉強を頑張っている仲間がいるのでモチベーションが上がりますが、オンライン授業では目標に向かって一緒に頑張るクラスメイトが周りにいなかったため、自分自身でモチベーションを保つのが難しかったです。

授業が始まる前は、週に5回授業があって、授業数も多いのではないかなと考えていたのですが、実際に授業が始まると思っていたよりも授業数が少なかったです。その分、授業がない時はやりたいことをする時間がたくさんありました。ですが、もう少し授業数が多くあったらよかったなと思いました。授業を受け始めて、リスニング能力と読解能力は上がったと実感しています。スピーキング能力ですが、授業ではあまり話す機会がないので授業外に中国語を話す機会を増やしていきたいと思います。

私は、日本語学校に通っている中国人の友達が数人います。出会った当初、遊びに行った時は中国語で話していましたが、1年以上経つとみんな日本語が上達して一緒に遊びに行く時も日本語と中国語を混ぜて話すことが多くなりました。友達と会う度に、前回会った時よりも日本語のスピーキング能力が伸びているので、私ももっと中国語を伸ばしていろいろな話ができるように頑張ろうと思えます。

日本に居ながらでも、自らが行動をすれば中国の文化に関わることができるので積極的に行動をして中国の文化に触れたいです。例えば、中国料理のイベント、美術館で開催している中国の美術展、留学生との交流会などの場に行きたいと思います。また、中国人の方が経営している中国料理屋に行った時、中国語を使って注文をするとその後も店員さんが中国語で話しかけてくれるので中国語を話す機会になります。日常の中に中国語を取り入れられるように過ごしたいと思います。

前期の授業を受けてリスニング能力と読解能力を伸ばすことができたので、後期はこれらを更に伸ばし、またスピーキング能力も伸ばしていきたいです。現在、HSK6級取得に向けて勉強をしています。模擬テストでは、合格点まであと数点なのですが点数に余裕をもって合格ができるように、試験に向けて苦手対策をしていきたいと思います。後期の授業が終わるまでにHSK6級を取得したいと考えています。

モチベーションをずっと保ち続けるのは難しく、勉強に向き合うのが大変な時もありますが、中国人の友達と交流をしたり中国に関わるイベントに参加をしたりして、楽しく中国語を勉強していきたいと思います。