「中国留学~前期を終えて~」藤岡 真菜(北京語言大学)

私の人生の中で一番と言っていい程の濃い半年で、あっという間に前期が終わりました。

八月下旬から授業が始まり、また渡航に向けての準備も始めていきました。コロナ禍初の中国留学ビザ再開ということもあり分からないことだらけで毎日情報収集に奮闘していました。授業ではおいていかれないよう予習、復習をするよう心がけており、準備と勉強の両立で八月下旬は特に忙しく、本当に24時間なのか?と思うぐらい1日があっという間でした。

9月の中旬遂に中国に渡航しました。少し不安な気持ちもありましたが、期待と楽しみの気持ちの方がその時は勝っていました。北京に着いてから想像を超えるゼロコロナ政策で何度も心が折れそうになりましたが、同じ状況の留学生の子達と連絡を取りながら21日間という長い隔離期間を終えました。

勉強面では、長い隔離期間中にしておきたいことを事前にまとめていたのですが、実際計画通りにはいきませんでした。授業以外に持ってきていたHSKの参考書や単語帳などには目を通すようにはしていましたが、正直言うと渡航前の方が頑張っていたと思います。隔離中だらけてしまい、携帯を見る時間が増え、不規則な生活を送ってしまったのが反省点です。隔離が終わってからは、日本語学科の学生さんや语伴との交流で授業以外にも中国語に触れる機会が増え、僅かながらではありますがリスニング能力は上がったのではないかと思います。しかし、スピーキングに関しては向上したとは言えず、授業中や私生活で悔しい思いを何度もしました。後期は特にスピーキングに重点を置き、自分の苦手を理解しながら、自分の伝えたいことを自分の口から伝えれるよう頑張りたいです。

食事面では、隔離期間中は自由に食事を選ぶことができず、また日本食に比べ脂っこいものが多く少し胃もたれをしたり、食欲がなくなることもありましたが、隔離が終わり学食や学校外での食事ができるようになってからは、毎日何を食べようか迷うほど種類が多く、1日の中で一番幸せな時間になっています。私は特に北京ダックが好きで、お店に足を運ぶのはもちろん、デリバリーも利用させてもらっています。北京ダックのデリバリーだけでも数多くのお店があり、デリバリーだけでも中国を感じています。

土日や、冬休みは観光名所を周ったり、テーマパーク、北京の有名なご飯屋など行き充実させてもらっています。21日間の必須の隔離を終えてからも再度隔離になったり、学校外から出られない期間も長く続きましたが、冬休みは外に出られるようになり北京の有名どころを全て行き尽くすぐらいの気持ちで毎日リサーチと出かけるを繰り返しています。

自由に外出できることがこんなにもありがたいことなのだということを知れたのも、長い隔離期間があったからだと今はそう思います。そして前期があっという間に終わった様に後期もあっという間に終わるのかと思うと、一分一秒無駄にはできないなと思います。前期の反省点を後期に活かしながら、帰国時心から頑張ったと言えるように、でも意気込みすぎないように後期も楽しみながら中国の生活を満喫したいです。