「留学する前のイメージと実際に留学してみて気づいたこと」中村桃夏(華東師範大学)

オンライン留学が始まってから、あっという間に今年が終わりそうです。中国の大学はほぼ2学期制で、私の通う華東師範大学もそのうちの1つです。そのため、日本の大学とは異なり、12月は31日までいつもと変わらず授業があります。さらに、1月の上旬には期末テストが行われるため、ゆったりとしたお正月は過ごせそうにありません…。

 

さて、今月のレポートテーマについてですが、実際に現地には行けていないため今回はオンライン留学する前と後の違いを紹介します。

オンライン留学をする前は、現地留学に勝るところなんて無いだろうとずっと想像していました。しかし、実際には実感できるメリットがたくさんありました。

一つ目は、時間に自由がきくところです。クラスによっては、直播课と录播课の両方があります。直播课の場合はその時間に参加しなければなりませんが、录播课の場合はその日中や、次の授業までに見終わり、課題を提出すれば良いのです。そのため私は录播课の日には授業の時間に拘束されることがないため、アルバイトをしております。

二つ目は、授業を何度も見返すことができるところです。オンライン授業で特に录播课というと、録画されたものを見るだけか、と思っていました。しかし実際には先生が説明したところが早くて分からない際に、少し戻って聞き直すことができるため聞きそびれることがありません。現地留学であればクラスメートのことを気にして質問しづらいこともあるかと思います。一人で録画を見る分には自分のペースで授業を進めることができるため、学びにもきちんと繋げることができ、良かったと感じています。

三つ目は、先生からのフィードバックが早いところです。以前、短期留学をした際に宿題を提出すると次の授業まで返却されず、そのうえ生徒が多いため簡単なコメントばかりでした。しかし、オンライン留学だと、アプリで課題提出や管理をするため先生がすぐに評価をしてくれます。ほとんどの先生が次の日までには確認済みでコメント付きの状態です。大学によっての違いもあると思いますが、やはりネット上で管理する方が先生にとっても便利だと思われます。

以上のように、オンライン留学にもメリットをたくさん感じられました。これら以外に他にも気づいていないだけで、オンラインの恩恵を受けているかもしれません。どんな環境であっても、できるだけ多くの学びをしていきたいです。とりあえずは直近の期末テストで良い成績を得られるようにしたいです。

先生から返却された課題