「留学する前と実際に留学してみて気づいたこと」木下美杜(北京语言大学)

オンライン留学が始まってから3か月ほどが経ち、学期末が近づいてきました。今月で選択科目は期末テストまでを終え、必修科目も来月の最初の授業の時間に期末テストとなります。

今回の留学では選択科目が私の場合最大12単位分で、魅力的なものばかりなので、履修を組むときにすごく悩みました。この前同じクラスの日本人学生と息抜きもかねてビデオ通話をしたのですが、その子も履修を組むときにすごく悩んだと言っていました。なぜかというと、選択科目を減らして課題や授業の負担を減らせるという考えと、せっかくだから吸収できるものは吸収して後悔のない留学にしたいという気持ちの間で揺れてしまうのです。今学期選択科目を12単位フルでとって感じたのは「大変」ということでした。でもその分充実感や新たな知識を得られたのも確かです。今学期の成果と反省を考慮してまた履修を組みたいと思います。

履修科目

私の必修科目のクラスは韓国人学生が多く、そのほかにも東南アジアや中東地域の学生もいます。毎回の授業で必ず1回少人数のグループに分かれて話し合いをする時間があります。ただ、私はいまだに自分から率先して話を進めていくという自信がなく、毎回誰かが話し始めるのを待ってしまいます。留学が始まる前は自分から積極的に話しかけよう、自信をもって話そうと思っていたので、結局克服できず悔しくて、積極的に話しかけにいける子がとても羨ましいと感じます。

オンラインだと画面を閉じてしまえばすぐ日本語しかない世界に戻されてしまいます。学期の半ば過ぎごろからは孤独感との戦いの時期でした。その時に気づいたのは、日本人の学生と話してもいいんだということです。留学だから、違う国の人と交流しなきゃ意味がない、中国語で話せるような友達と話したほうがいいのではないかと思い、ずっと日本人学生との交流を減らしていました。しかし同じ国だからこそわかる悩みや、中国語だけでは伝えにくい日本語のニュアンスもあります。母国語で悩みやアドバイスを共有する時間も作ってみよう、そこでまた少し気分転換をしてもう一度授業を頑張ろう、そう思いました。

息抜きに地元のクリスマスイベントに行って、微信の朋友圈でほかの学生と話すきっかけにもなりました。