「口语考试」池田優美香( 復旦大学)

今月初めは中間テストがあったので、いつも以上に学習時間が増え毎日緊張して過ごしていた。テストは5科目ある中で、私が最も重荷となっていたのは口语のテストである。そんな私の大の苦手な口语のテストを紹介したい。

まず、テストの約1週間前に3つの問題が先生から送られてくる。(前学期のクラスのテストでは5題だったが、今回のクラスではさらにレベルが上がった話題だった…)1つの話題につき、2〜3分の間話さなければならない。そして、5分以上話すと減点。テストは、1人ずつ個別に行われる為、当日自分の番が来た時に先生がランダムに選んだ問題で話さなければならないのだ。そして、事前に準備した文章は見ることができず、3つの問題を全て暗記した状態でテストへ挑む。私にとってこのテストは恐怖でしかなく、もう今回で三度目になるのだが毎回テスト期間になると憂鬱の原因となる。話題が取り組みやすいものであれば、早く準備し、発音の練習に取り掛かることができるが、難しい話題や書きにくいものだとなかなか進まないのだ。私は約5日間かけて、3つの文章を作り上げ、テストが始まる直前の時間まで暗記に専念した。日付が迫ってくると、大まかな内容を把握し、何も見ずに話してみる。途中で言葉が出てこなくなると、日本語を口に出して文章を整理する。このようなことを繰り返し練習し、前日になると、お風呂に入っている時でさえ、独り言のようにブツブツとひたすら呟いており、テストのことで頭がいっぱいだった。

今回私が受けた問題は、①あなたが最も好きな色、その色を代表する性格は?もし、クリスマスを代表する色を選ぶとしたら何色を選ぶ?理由付きで。②あなたの消費観念やお金の使い方について紹介しなさい。そして、正しいお金の使い方とは何か話してください。③あなたは、安定している生活と変化し続ける生活のどちらが好き?自国で働く、または海外で働くのどちらがいいですか?この三つである。そして、私が出題されたのは、②の問題だった。幸いにも自分が最も言いやすい内容だったので救われた。テスト中は、さらに緊張していたが淡々と自分が話したいことを言うことができた。そのおかげか、自分の中では高得点を得ることができたので満足した結果で終われた。

日本の大学に在籍していた頃、ここまで外国語のテストに対して熱心に取り組んだことがなかった。今までの自分の学習方法、学ぶ姿勢が変化したと感じた。中国へ行くことができずに、留学が後1ヶ月弱で終わってしまうと思うと非常に残念ではあるが、確実に私の会話レベルが上がったことには間違いないので自信を持ちたいと思った。1月には、期末テストがあるので再び恐怖のテストが待ち構えている。また気を引き締めて、学習に取り組みたい。

私が最近関心のあることは、先日オープンした北京のユニバーサルスタジオにとても興味があり、ニュースで話題になる前から調べています。コロナが終息したら是非行ってみたい場所の一つです。