「オンラインでの留学生同士の交流方法について」山下真周(北京師範大学)

前学期のオンライン留学は、授業以外に先生との交流の方が多く、留学生同士が交流する機会は限りなく少なく、皆無に等しかったです。しかし、先月のレポートでも述べたように、今学期は漢語文化学院の本科生たちと同じ授業を受講しています。中国の大学はクラス制の為、去年一緒に語学の授業を受けていた生徒も多く、今年の選択授業でもよく被ります。去年同じ授業を受けていたこともあり、同クラスだった子たちとは話しやすい傾向があります。3年生になると授業の難易度も上がり、個人課題の他にグループ課題も多く出されるようになりました。まずメンバー決めから個々で行い、先生は一切関与せず、発表当日先生に伝える形がほとんどです。そのため、去年よりも生徒同士で交流する機会が格段に増加しました。授業後にメンバー同士で時間を合わせ、題材決めから分担決め、リハーサルなどの計画立てを含め、zoomやVooVなどのツールを利用して交流しています。また、WeChatでのやりとりも頻繁に行われています。発表内容の討論が終わると、時間に余裕がある時は休み時間のように雑談することもあります。去年の私にとっては考えられないことです。課題自体は難しいですが、授業中とは異なり、みんながリラックスして会話する数少ない時間であるため、私にとっては至福のひと時です。実際のクラスの雰囲気を体験できたような気になります。しかし、その分現地だったら毎日このような楽しい時間を過ごせていたのかなと考えてしまうこともあります。

また、最近では留学生と3時間近く長電話するという初めての経験をしました。お互い人見知りのため、前学期に共通科目を3つも受講していたにも関わらず、WeChatの友達追加を恐れ、ほぼ無交流でした。しかし、今学期も授業が多く重なっている事もあり、話してみると共通の話題も多く、今では気軽に何でも話せる関係になりました。最近は中間試験中にも関わらず、様々な発表課題が出されるので、体力的にも精神的にも負荷が大きく、皆十分な睡眠時間の確保も出来ていないので、お互い励まし合いながら毎日を乗り越えています。WeChatでの会話は文字入力よりも音声で送ることが増え、会話の発音練習にもなっています。オンライン留学では、実際に会った事のない人との交流がほとんどなので、最初は距離感でしたり、恐怖や不安も多くありました。しかし、これまでのオンライン留学を通して自分から前に進まないと何も始まらないと熟実感し、今回も小さな一歩ですが踏み出して本当によかったと思っております。

友達とのwechatのトーク画面

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小组讨论の様子