「出願から留学までの準備と決心」中村桃夏(華東師範大学)

2月上旬に協会から無事、内定の知らせをいただくまで毎日が緊張の日々でした。それは絶対に合格して中国に留学するんだ!という気持ちが大きかったからです。特に、私の場合は、申し込み時にはすでに今年の3月には卒業予定の大学4年生でした。実は一時期、周りと同じように就活もしましたがやはり留学の夢が諦めきれず、4月からの社会人という道を選びませんでした。留学一本に絞ってからは、周りに同じような境遇の人がいなかったこともあり、相談ができず一人で準備をしなければならない状況が非常に不安でした。これでもし不採用になってしまったら、自分には何も道が無くなってしまうと思ったからです。ですが悩んでいても状況は好転するわけでもないため、不安を抱えながらも出願までの期間、中国語の勉強に励みました。私は大学の専攻が中国語ではなく、第二外国語でもなかったためこの準備期間は独学でした。しかし大学で、約4ヶ月間ほど北京留学に参加できるプログラムに入っていたため、当時HSK5級を保持していました。ですがそれ以降使う機会もあまり無かったためレベルは下がっていたと感じます…。アルバイトをしながらの空いた時間での勉強だったため胸を張って努力したとは言い難いですが、12月の試験でギリギリではありましたが、無事合格することができました。出願までに6級取得を急いだのはある理由があったからです。実は、元々大学院留学を希望しており、他の奨学金に応募する予定でした。そして大学院の場合は6級取得が必要な大学が多かったからです。ですがコロナの影響で今年もオンラインになるだろうと確信しており、大学院は現地で学びたいと考えていたため、この行かれない間は中国語の向上に努めようと漢語進修生のある、日中友好協会に応募を決めました。そして嬉しいことに、出願時の私の学習計画書を読んだ第一希望の大学から、面接次第で普通進修生(今後大学院でやりたかった漢語国際教育学部の授業にも参加できる)になってもいいと連絡があり、即答でぜひお願いします!となりました。面接にも合格し、今は普通進修生としてオンライン留学しています。

内定をいただいてからの準備としては、3月から7月までHSKのオンライン語学留学特別奨学金というものに合格し、復旦大学で平日の午前中はオンライン授業を受けていました。

どれだけ勉強しても自分の中国語はまだまだだなと実感するため、これからもオンライン授業ではありますが奨学生としていただいた機会を大事に、日々努力していきたいと思います。そして早く現地で学べることを願っています。

復旦大学で使った教材

 

授業で発表したPPT