「留学に向けて取り組んだ準備と留学に向けた思い、困ったこと」井上勇一(中央戏剧学院)

9月よりオンラインでの留学をスタートすることができました。今回の留学にあたって、公費留学生として中国留学を実現させていただいたこと、留学における手続きを手厚くサポートしていただいたことを、日中友好協会の方々にお礼を申し上げます。

留学に行く前の準備

中国語の勉強は、基本的にHSKの対策本を使って学びました。私は現在日本で大学院に進学しています。その大学院は学生の半数が留学生で、中でも比較的に中国人留学生が多い環境にあります。さらに私が所属している研究室は私以外が全員留学生で、中国語で会話する機会も比較的多く、インプットとアウトプットができる環境でした。そのおかげでリスニングやスピーキングの能力は普段の生活の中で身につきました。一方で声調や発音の矯正は留学開始してからプロの先生に任せれば良いと考えていたので、後回ししました。

困ったこと

基本的に事務局からのスケジュールの連絡が遅いことが困りました。7月下旬から講義開始時期やスケジュールを問い合わせていましたが、「現在準備中です。もう少しお待ちください」と言われ続けました。また8月末には講義スケジュールを通知するとメールでの連絡がありましたが、実際に通知が来たのは9月12日(日)の17時35分であり、その通知で13日(月)の朝からスタートすることと今後の講義スケジュールを告げられました。他の予定と重なっていたので、非常に困りました。

留学に向けた思い

現在は4人(日本人3人、タイ人1人)の環境で講義を受けています。授業内容は発音・声調の集中講義、HSK対策、対話練習などです。私は今までほとんど独学で中国語を学んできたので、発音や声調で苦戦し、熱心に教えてもらっています。受講生が4人なので、先生との距離感が近く、発言する機会が多いです。今回現地へ行って受講することはできませんでしたが、オンライン形式でもかなり有意義に受講できていると感じています。

オンライン講義中の様子

また、留学前と後ではHSKの点数がどう変わるかを試そうと、去年6級を受験しました。当時の結果が163点でしたので留学中に240点以上の取得を目標にしたいと思います。