「充実した留学にするために」飯塚のどか(北京語言大学)

去年の春、大学で行われた選抜試験に合格し、蘇州大学へ公費派遣留学ができる資格を獲得しました。しかし、コロナの影響で渡航は中止となり、どうしても現地留学したかった私は半年間の留学延期を決意しましたが、半年経っても状況は良くならず、やむなくオンライン留学をすることに決めました。オンラインでも語学力を伸ばすことはできるのか、常に孤独を感じてしまい楽しく勉強できないのではないか、そのような不安を抱えながら始まったオンライン留学でしたが、自分の想像を超える収穫を得ることができました。一番の収穫は、自分の耳が中国語に慣れたことです。全て中国語で行われる授業も苦にならなくなりました。そして、3月にはHSK5級を取得することができました。このような経験があったため、今回の国費留学もオンラインで参加することへの抵抗は少なかったです。ただ、このオンライン留学は私にとって通過点であり夢の途中だということに変わりはありません。いつか必ず現地留学という夢を叶えたいです。

私は現在高級班に所属しています。学生のレベルも高く、内容も充実しており、毎日刺激を受けています。私はスピーキングとリスニングが特に弱いので、授業で扱った文章を音読して弱点を改善しています。資料なども全てアプリ上で配布してくれるので、勉強しやすい環境が整っていると感じます。

先生の訂正が入った宿題

 

中国語学習に使っているアプリ

困ったことは、留学前に語言大学からの連絡がなかなか来ず、スケジュールを組むのが大変だったことです。しかし、同じ派遣先の方がWeChatのグループを作ってくれていたため、不安なことを相談したり、情報交換したりすることができていました。ただ、語言大学の先生方も多くの学生を抱えた中での個別連絡は本当に大変だったと思います。日中友好協会の方々をはじめとして、たくさんの人に支えられ留学することができていると実感しました。

オンライン留学になってしまったことに対しての悔しさは残りますが、今自分にできることを精いっぱいやっていきたいと思います。