「今後留学する人たちへのメッセージ」中村桃夏(華東師範大学)

7月に1年間の進修生を終え、寂しくもありながらやっと夏休みが始まったという気持ちでこの2ヶ月を過ごしていました。授業がないと本当に中国語に触れる機会がなくなってしまい、授業で中国語を聞いたり話したりする場は本当に貴重だったと感じます。実際、私はアルバイトで週3のペースで中国語に触れる機会がありますが、これが無かったらと思うと絶対にこの1年で習得した中国語を忘れてしまっていると思います…。

今月のレポートテーマは“今後留学する人たちへのメッセージ”で、私がアドバイスできるような立場ではないですが、この1年のオンライン留学を経て感じたメリットや反省点をこの場で共有できればと思います。オンライン留学のデメリットとして、中国語が伸びないと言われるのは確かに否定できません。しかし自分の行動によって伸び代は十分にあるなと思いました。個人的にはオンライン授業は録画し何度も見返すことができるので、“わからない”を放置しなくて済みます。またデメリットとして1番に挙がる、発言の機会が少ないのは、恥ずかしくない!他の学生を差し置いて発言や質問をするぞ!という考えを持ち、日本人らしさである謙虚さをなくせば幾らでも機会はあります。なかなか難しいことかもしれませんが、私はこの1年を通してもっとガメつくできれば良かったと反省する点が何度もありました。この考え方は、オンライン授業と対面授業どちらにも適用すべきです。

今月末に長期留学が再開され、今年から現地留学ができる方がいるかもしれません。私は、来月から中国の大学院(今回の留学と同じ華東師範大学)に入学します。今回の留学の反省を生かして次こそは自分の中国語に自信を持ち、恥じない、ガメつい日本人留学生として学生生活をスタートするぞ!と決めています。この目標を持つことができたのも、留学を経たからこそ気づけた反省点であり、成長した点だと思っています。全く後悔はありません。人からアドバイスされたり、聞いたりしただけではやはり気づけない事が多いと思います。ぜひ留学を通して経験をし、中国語や自分自身を成長させることができるような留学生活を送って欲しいです。