「オンラインでの留学生同士の交流方法について」中村桃夏(華東師範大学)

6月の中旬から始まった期末テストも24日に最後のテストを終え、テスト勉強に追われる日々から解放だと思いながらも、この1年あっという間だったとも感じています。本科生と一緒に授業を受けているため、クラスメイトは単位がかかったテストでもあり、グループ内でも緊張した雰囲気が感じ取れました。25日からは夏休みとなり、いざ何もしなくていいとなるとやはり物寂しく感じ、毎日予習、復習や課題に追われていた日々が少し恋しいです。日々何かやることがあり、HSKを受ける機会がなかったため、7月はこの1年の成長をはかるものとして受ける予定です。HSK5級の授業があり、その期末テストがHSK5級のテストと全く同じものを受けました。そこで苦手だったリスニングが2問ミスのみでこのような結果は初めてであり、もしかすると少し成長したのかもしれないと自信になりました。しかし目標はHSK6級8割合格のため、授業が終わった今も気を抜かずに日々勉強をしていきます。真面目に取り組み、努力してきたこの1年が、目に見える成績として出ることを願っています。

グループワーク中のWeChat

今回のテーマである、オンラインでの留学生同士の交流方法についてですが、いくつかあったので紹介します。まず授業内では、先生と話すことはあっても学生同士が話すことは全くありませんでした。しかし、宿題でグループワークをしなければならない授業があり、そこで交流することができました。コロナ禍のため、交流方法は主にVooVというミーティングのアプリでお互いの顔を見ながら話し合いなどをしました。このグループワークがきっかけとなり、他国の友達からWeChatで連絡が来たり、先ほどのVooVでテレビ通話のようなこともしたりしました。多くの学生が日本に興味があり、すごく歓迎されます。お互いが話す言葉はやはり中国語で、何とかして伝わるように話さないと!となるため、とても良いアウトプットの機会になりました。他にも2人1組で行う作業があり、全く交流がないクラスメイトとも何度か話す機会がありました。現地に行けたら一緒に食事などもっと深く交流できたのだろうと考えると、オンラインでしか交流できないことが心残りです。しかし全く交流する機会がない人もいると思うので、授業でこのような機会が与えられたことは本当に良かったと感じます。コロナが収束し、以前のように海外旅行に気軽に行けるようになったら、ぜひ彼らクラスメイトに会いに行きたいと思います。