留学を開始して困ったこと、面白かったこと 宮川 穂乃佳 華東師範大学

上海に来てから3週間が経ちますが、毎日新しい発見があり、刺激的な日々を送っています。日本に住んでいると何気ない出来事一つ一つが新鮮でかつ、勉強の一環にもなっています。

~留学を開始して困ったこと~

・水回りの衛生面が日本に比べるとかなり悪い(私の住む寮は共用トイレの真ん前にシャワー室です。)
・寮にエレベーターが無い(留学初日は雨の中、重いキャリーケース2つ運ぶ羽目に・・・しかし通りがかった寮の学生たちが一緒に運んでくれました。優しい心にとても感動しました。)
・スマホ決済社会のため、中国の電話番号が無いと生活がとても不便。(例えば、寮の洗濯機を使用する時はwechat payやアリペイでしか支払いが出来ません。)
・中国での銀行口座には電話番号が必要であり、口座が出来るまで約1週間かかりました。
・日本で受けた中国体格検査表での血液検査の項目が足りなく、再度266元払って採血をしなければならなかったので予想外の出費。
・上海に来て初めての授業の日、朝起きると左足の甲が歩けないほど激痛に。授業後、学校近くの病院で診てもらった結果、歩きすぎの腱膜炎との診断。中国の大学は敷地面積が広いので、歩きすぎには注意です。(添付写真の漢方の独特の香りがする湿布のようなものを処方してもらい数日でよくなりました。)

~面白かったこと~

・中国では、建物を建築する際は、いまだに足場は「竹」を使用していること。
・銀行口座開設時、「銀行印」が要らないこと。中国はスマホ決済が主流のため、本人確認書類と中国の電話番号が必要とのこと。日本で銀行に勤めていた経験がある私からは、これが文化の違いかと面白くも感じました。

日本での生活環境、特に水回りに関しては慣れないことが多く、ネガティブな点が多く見受けられますが、華東師範大学は、様々な国から多くの留学生が来ており、国籍や背景が異なっても、「中国語を学ぶ」という共通意識をもって同じ場で学べていることに感謝しながらこれからの留学を充実させていきたいと思います。