日本と中国の共通点と相違点、コロナウイルスの影響 島村雅子 華東師範大学

日本と中国で似ている所といえば「漢字」が一つとして挙げられる。中国は簡体字を用いており、多少は異なるところがあるが、共通の漢字が多い。例えば日本語で「効果」という漢字は中国でも「効果」と書き意味も漢字も同じである。特にHSKの単語を勉強するときや上海で街をブラブラしていると、ふと目に入る漢字が目に付く。意味が分からなくても漢字から推測できる。日本と中国の相違点としては「食事」が挙げられる。日本では食事の際にいただきます、ごちそうさまでしたと言うが中国ではどちらの言葉も言わない。また、複数人で外食する際、日本は1人ずつ注文し、各自が食べたいものを食べる。一方中国では、全員で何品かを注文し、みんなで回してシェアするのが一般的である。

オンライン授業の時間割

オンライン授業の様子

コロナウイルスの影響で帰国してから2か月が経った。授業ももう今学期は無いのだろうと思っていたところ、大学からメールが来た。4月20日からオンライン授業が始まるとのことだった。クラス分けテストをネットで受験し、クラスが発表された。瞩目というアプリをダウンロードし、オンライン授業が始まった。初めてオンライン授業を受けてみて、感じた点がいくつかある。それなりに安定した通信環境が整えば場所を選ばずに授業を受けられる、授業が動画として残るので欠席してしまった時やわからない箇所を後で見返すことができる。また宿題の提出もワードやpptを使うので先生の添削を細かい点まで受けられるようになった。だが、オンライン授業の扱いづらい点もある。通信環境が悪いと電波が途切れてしまい、意思疎通ができなくなってしまう。通信量等を考慮しなければならない。また、30分に一度休憩を挟む事、集中力が低下してしまう事等を考えると少人数の授業においては対面講義がより好ましいと感じた。また、現地での留学では授業だけではなく、放課後にクラスメイトと話し合える時間がとても貴重なものだったと感じた。