「友好を継続し、共に未来を創る」 天津市と神戸市 提携50周年記念式典

2023年8月1日号 /

1973 年 6 月 24 日、周恩来首相の配慮のもと、天津市と神戸市は中国と日本の最初の友好都市となりました。新中国では初の友好都市であり、中国の国際友好都市交流の先駆けとなりました。この50年間、両都市は様々な分野の人々が頻繁に交流し、若者たちが定期的な相互訪問を重ね、港湾や学校、ラジオ局、病院、動物園同士で友好協力関係を構築し、実りある交流成果を上げています。

天津市水上公園で記念式典に参加した関係者の集合写真

2023年6月24日、「友好を継続し、共に未来を創る」をテーマに、天津市と神戸市友好提携50周年記念式典が天津市水上公園神戸園で開催されました。天津市の張工市長と神戸市の久元喜造市長が祝賀メッセージを交換しました。天津市、中国外交部、中日友好協会、在中国日本大使館、神戸市天津事務所など中日関係機関の代表者、日系企業や留学生ら60余人が出席。友好と協力の未来を語り合いました。

張市長は祝辞の中で、この50年間、両市の友好は継続的に深化し、実りある交流と協力が行われ、幅広い分野にわたって深い関係を築いてきました、と述べました。久元市長は、両市は交流においてそれぞれの長所を十分に発揮し、阪神大震災や新型コロナウイルス感染症などの自然災害には手を携えて対処し、共通の発展を達成するために互いに助け合ってきました、と述べました。さらに両市長は、友好提携50周年を機に、両都市の友好の絆をさらに強化し、人文交流、特に青少年交流を緊密にし、様々な分野での交流を新たな段階に進めることを表明しました。

同日、天津では記念切手の除幕式、テーマ写真展、スカイタワーのライトショーなど一連のイベントが開催されました。式典に出席した中日の来賓は「天津市・神戸市友好都市提携50周年記念切手」除幕式のほか、両市姉妹提携50周年をテーマにした写真展も見学しました。

中国は1973年に国際友好都市交流を開始して以来、世界143カ国2900以上の都市と締結しており、そのうち中日友好都市は263組、友好交流都市は100組以上で、友好都市提携数の最先端を走っています。過去50年間、中日両国の友好都市は、それぞれの特色を生かして豊かで多彩な交流と協力を展開し、互いの経済と社会の発展を促進し、両国民の相互理解と友好感情を増進し、健全かつ安定的な中日関係を維持する上で、かけがえのない重要な役割を果たしてきました。未来に向けて、国際友好都市交流の次の輝かしい50年をともに期待しましょう!