3年ぶりの日本訪問 各地で友情と将来について語り合う

2023年7月1日号 /

大阪で開催された歓迎会

2023年3月28日から4月1日まで、中日友好交流代表団は大阪、長崎、東京を訪れ、3年ぶりに日本の各界の友人と親密な交流を行いました。新型コロナウイルス感染症の流行後、中日友好協会にとって初めての訪日代表団派遣でしたが、行く先々で日本の友人たちが相互訪問や対面交流の再開を切実に期待しているのを感じ、アフターコロナにおける交流の推進に、自信とモチベーションが高まりました。

4日半の短い日本滞在ではありましたが、18のイベントに参加し、40以上の友好団体の280人以上の方々とお会いし、新型コロナで中断していた様々な分野での民間交流を協力して進める仕組みをできるだけ早く活性化させるという重要な合意に達しました。

大阪に到着した夜には、関西の15の友好団体のリーダーの方々が盛大な歓迎会を開いてくださいました。歓迎会では、大阪府日中友好協会の梶本徳彦会長が、3年ぶりに中日友好協会の友人たちが日本を訪れたことに歓迎の意を表しました。そして、中日平和友好条約締結45周年にあたり、条約の趣旨を再確認し、相互理解、相互尊重、互恵協力、共同発展の促進に両国の友好団体が積極的な役割を果たすべきであるとも述べました。

各友好団体のリーダーは今後の活動構想や発展計画について明かし、「中日友好協会と協力して、友好の信念を継承し、両国民の相互理解を促進し、日中友好のために貢献し続けたい」と述べました。彼らの誠実な言葉は私たちにとって大きな励みとなり、これからの民間友好事業に向けて、更なるインスピレーションと自信を与えてくれました。

また今回の訪日では、日本最年少の知事である大石賢吾長崎県知事と親しく接する機会がありました。大石知事は県庁で私たち一行を温かく迎え入れ、中日平和友好条約締結45周年及び長崎県日中親善協議会設立50周年記念「長崎・中国友好交流会」にも出席し、真摯に深い交流をしてくださいました。その交流の中で、大石知事のお母様が1984年の日中青年3000人友好交流の際、日本の青年代表として訪中し、当時の中国に感動されたことを知りました。大石知事も自ら中国を見て、今日の中国の変貌ぶりをお母様に報告したいそうです。近いうちに大石知事が訪中され、中国の急速な発展や変化を肌で感じられることを期待しています。

今回の訪日では他に、松山バレエ団、創価大学、パナソニック株式会社を訪問したり、黄檗文化の足跡を訪ねたりするなど、実り多く感動的でありがたい毎日でした。中国と日本の社会は、歴史、文化、経済貿易、人文科学などのあらゆる側面で密接に結びついており、それらが一体となって両国の絆を形成しているのを実感しました。両国の先人たちは、中日友好の推進に尽力し、実りある成果を上げてきました。中日友好協会の若い世代として、先人たちの意志を受け継ぎ、継承し、中日友好のために世代を超えて貢献しなければなりません。