各地の日中交流ニュース

2019年3月1日号 /

河北省の冬季五輪競技役員団
長野県でスキー大会など視察

・長野県日中友好協会など

河北省ハーフパイプチーム訓練体の選手たち。1月8日に開かれた歓迎会で

河北省冬季オリンピック競技役員訪問団(紀竑河北省外事弁公室調研員ら一行)5人が1月28日から2月1日まで、長野県北京冬季オリンピック支援会議(長野県・県スキー連盟等冬季競技団体・県日中友好協会・関係市町村等で組織)の招へいで長野県を訪れた。

一行は滞在中、白馬村で開催された第97回全日本スキー選手権大会クロスカントリー競技大会を視察し、現場スタッフからの大会運営の説明に熱心に耳を傾けた。また、白馬47スキー場を訪れ、訓練中の河北省ハーフパイプ(スキーとスノーボード)チームのメンバーを激励したほか、白馬オリンピックジャンプ台や飯山市内のスキー場なども視察した。

一行が激励した河北省のハーフパイプチーム訓練隊は、1月7日から31日までの25日間にわたって白馬47スキー場で訓練合宿を行った。これは、前述の官民一体で組織された北京オリンピック支援連絡会議が進める、河北省や北京市との冬季五輪分野での青少年交流事業の一環で、河北省の選手団10人を受け入れたもの。スノーボード5人とスキー4人の選手団(11~17歳)と団長兼コーチ1人の構成で、地元の中学生選手との合同練習や八方尾根スキー場などでのゲレンデ体験、コンバインド大会ジャンプ競技の見学なども行った。

 

上海の日本人女性アナが講演
「庶民」の素顔を紹介

・岐阜県日中友好協会

西川さんの講演に耳を傾ける参加者。岐阜市、ホテルグランヴェール岐山で

岐阜県日中友好協会は恒例の新春のつどいを2月2日、岐阜市内のホテルで開き、参加者は講演や懇親会を通し、出会いや交流の機会をつくり出すことを誓った。

つどいには会員のほかに岐阜大学、岐阜経済大学の中国人留学生、技能研修生、市民ら約60人が参加。前半の講演では、中国人のご主人との結婚を機に上海に住んで約20年になるフリーアナ西川ちさとさんが「上海の日本人妻は見た」と題し、日々奮闘の上海生活を語った。「上海人は驚くほどおせっかいで女性がバリバリ働き、お金の計算がめ早い。〝大阪のおばちゃん〟とよく似ている」と温かいまなざしを注ぐ。2人の子育て経験から「日中が緊張すると、子どもたちはいじめの犠牲に遭う。しかし、『日本は嫌いだけど、あなたとドラえもんは別だから』と娘が同級生から掛けられた一言に救われた」など人と人の交流の大切さを語った。

懇親会では、杉山幹夫会長が大阪G20サミットに合わせ来日する習近平国家主席にふれ、「日中関係が上向くよう下支えをしていきたい」などと挨拶。来賓の孫志勇駐名古屋中国副総領事、柴橋正直岐阜市長らが祝辞を述べた。(理事長 土屋康夫、写真も)

 

 

2019年新春交歓のつどいを開催
NHKの大越記者が報道現場を語る

・(一社)神奈川県日中友好協会

講演するNHKの大越記者

(一社)神奈川県日中友好協会(並木裕之会長)は2月6日、横浜市の崎陽軒本店で「2019年新春交歓のつどい」を開催した。会員や関係者約90人が参加して、さらなる飛躍を誓い合った。つどいは、「高校生訪中報告会・講演会」と「懇親会」の2部構成。高校生の報告会では、昨年7月に協会事業で訪中した横浜隼人高校の足立愛夏さん、杉坂智恵美さん、県立磯子高校の山下紗季さんが壇上に立ち、「中国語をもっと勉強して自由に会話したい」などと抱負を語った。

講演会では、NHK報道局記者主幹の大越健介さんが「ニュースの現場から」と題して講演。日中友好やスポーツなどを切り口にして、現場を見ることの大切さや、ニュースにはメッセージが必要と述べた。

懇親会では、並木会長が挨拶、来賓の黒岩祐治神奈川県知事、駐日中国日大使館の汪婉参事官、(公社)日中友好協会の岡崎温理事長、県議会日中友好議員連盟の森正明会長がそれぞれ祝辞を述べた。挨拶では、日中関係が正常な軌道に戻ったことに歓迎の意を表しつつ「今年は日中青少年交流推進年の初年であり、青少年交流に引き続き努力する必要がある」などと述べた。神奈川大学学長であり、協会副会長の兼子良夫氏の乾杯の音頭により歓談。会場は、京劇俳優の劉姸さんの変面ショーを楽しみながら、談笑の輪が広がった。つどいには多くの県会議員や市会議員、松井啓海在日遼寧同郷会会長らも参加した。(事務局 三浦修)

 

新春交流会に200余人が出席
汪婉参事官招きにぎやかに開催

・茨城県日中友好協会

新年の挨拶を述べる大井川会長

茨城県日中友好協会(大井川和彦会長=県知事)は1月23日、水戸市の駿優教育会館で新春交流会を開催した。県選出の国会議員や県・市・町の各議会議員、県協会役員や企業・団体会員、県下の地区協会会員など200人余りが出席した。今回の交流会は、若手の会員が主体となって準備、段取りを行った。当日は賑やかな雰囲気につつまれ、盛り上がった。

冒頭、主催者を代表して大井川会長が挨拶し、続いて汪婉・駐日中国大使館参事官が来賓の挨拶を述べた。汪婉参事官は「昨年は、中日の両首相が相互に訪問し、両国はもはや競争の関係ではなく協調の段階に入ったことを確認できた。一方、中国からの訪日中国人は年間800万人におよぶが、日本人の8割が中国をよく思っていないと言われている。そのため両国の青少年交流を積極的に拡大していこうということも確認した。中国大使館はこれまで毎年多くの日本人大学生を中国へ派遣してきたが、今後も皆様のご支援とご協力を得て、引き続き派遣していきたい」と述べた。

その後は、国会議員や県協会副会長でもある川津隆・県議会議長らが祝辞を述べ、大久保太一・常陸太田市長の発声で乾杯した。乾杯後は、汪婉参事官や大井川会長の周りに早々と談笑の輪ができた。参加者たちは用意された手作りの水餃子をほおばりながら、談笑の輪に加わり交流を深めていた。
歓談中はアトラクションが行われ、在県中国人女性グループによる舞踊と剣舞が演じられ会場に華を添えた。最後に、恒例の景品が当たるジャンケン大会も行われ、景品の数々が手渡され交流会は予定どおり終了した。

 

恒例の「新春の集い」開催
会員同士が現状報告して交流

・山梨県日中友好協会

山梨県日中友好協会(栁本嘉昭会長)は2月10日、甲府市内のホテル談露館で恒例の「新春の集い」を開催した。甲府市長・県議会議員・教育関係者などの来賓の出席や、多くの市長からの祝電をいただいた。

出席の来賓の方々からはそれぞれの立場での日中友好交流、また自身の貴重な経験が語られ、そして今、両国の若者や子どもたちの日中友好交流が最も重要な時代であること、それに向かって進めている事業や計画などの話があった。県協会の事業報告に続いての出席者の自己紹介では、最近訪中しての中国の目を見張る発展の様子や、ブドウの自然栽培や飲料水で中国の企業などと関わっている会員の現状報告や来日中国人との交流・研修話にも花を咲かせ、食事をとりながらのにぎやかな交流会となった。

最後に、テーブルごとに「宝引き」のお楽しみゲームで歓声をあげ、散会となった。(理事長 神宮寺敬)

 

「彦根春節交流会」に147人
李天然総領事が初めて参加される

・彦根市日中友好協会

李天然総領事(左1)のあいさつを聞く参加者

1月20日、滋賀県・彦根市日中友好協会主催の「彦根春節交流会」が開かれ、147人の参加者が水餃子、紅焼肉(豚の角煮)、青椒肉絲など7品目の料理を楽しんだ。

アトラクションは、古城太鼓の皆さんの勇壮なパフォーマンス。今回、大阪から李天然駐大阪中国総領事が初めて来られ、狭いぎゅうぎゅう詰めの会場に同じように座って参加者と同じ料理を食べ、気さくに周りの参加者と交流した。スピーチは「彦根市民として生活している中国人の方たちに草の根の中日友好をますます発展させてもらいたい」などの熱いエールだった。

彦根には3つの大学があるため、学生(留学生、友人の日本人学生)の参加が多く、今年は介護施設の研修生が増えた。彦根日中の会員は年配の方が多いが、春節交流会では若い人の参加も多く、ありがたかった。楽しく集い、和やかに交流される皆さんの笑顔にこれからも「平和なフォローの風が吹ききますように」。(事務局長 北村忠雄)

 

 

恒例の牡蠣小屋交流会を開催
牡蠣やエビ、ホタテの海の幸に舌鼓

・福岡市日中友好協会

和気あいあいと牡蠣を食べる参加者たち

福岡市日中友好協会(中村元氣会長)は、1月27日、駐福岡中国総領事館の何振良総領事ご夫妻をはじめ、領事、職員とその家族など24人を招いて、協会員を合わせて約50人で福岡県糸島市の舩越漁港の「カキハウスマルハチ」で新春恒例の第10回日中友好牡蠣小屋交流会を開催した。

当日は、前日のみぞれ、雷、地震などの嵐の後、冬には珍しい晴天に恵まれ、牡蠣小屋の中は和気あいあいの雰囲気に包まれた。山口裕之副会長の進行で始まり、最初に、何振良総領事が「今年も日中友好協会の皆さんのお世話で楽しい交流会ができます。天気も良く、皆で美味しい牡蠣を食べながら語り合い、中日友好の輪を広げ楽しく過ごしましょう」とあいさつした。
次に、中村会長の音頭で乾杯し、日中それぞれが9卓に分かれ、各テーブルで語り合い、弾ける牡蠣の汁が飛び散る中を満面の笑顔を浮かべ、共に語らい、牡蠣だけでなく、エビやホタテなどの海の幸に舌鼓を打ち、友好の美酒に酔った。会場は、他の客も含めて満席状態だったが、参加者たちは店の一角を占めて日中友好を願う友人たちが国境を越えた有意義な交流を行い、一気に盛り上がった。

あっという間の2時間の交流会は、福岡の冬の風物詩としての食文化を満喫し、まさに「日中友好!花盛り」の楽しいひと時だった。参加者は「牡蠣が美味しくて楽しかった」「来年もまたお会いしましょう」と口ぐちにしながら会場を後にした。

 

吉林、成都、撫順の中高生を招く
県内の学校で友好交流の橋渡し

・千葉県日中友好協会

松尾高校弓道部の生徒から弓道を教わる撫順市第一中の生徒。1月25日

千葉県日中友好協会(佐々木久昭会長)は、中国の3つの学校から中高生をそれぞれ受け入れ、県内の学校を紹介、学校交流の橋渡しを行った。

1月15日は吉林大学付属中学校の生徒40人が松尾中学校を訪問。グループになり日中の中学校生活を発表し合った。スポーツ交流では、大縄跳びを1分間で何回跳べるかで競い合った。中国の中学生は朝6時半から夜10時まで勉強しているそうで、日本では考えられないと驚いた。

1月21日は、成都市石室中学校の生徒25人を成東中学校へ案内した。同校ではグループになって日本の昔遊びを体験。折り紙、だるま落とし、竹とんぼ、おはじき、凧揚げ、けん玉などを日本の生徒が教えたが、成東中の生徒も十分に昔遊びができない様子だった。

1月25日は撫順市第一中学校の生徒31人がグローバル教育の一環で「グローバルエージング」に取り組む松尾高等学校を訪問。グローバル授業に参加したほか、部活動体験を通じて交流を深めた。

 

 

和やかに春節を祝う
二胡演奏が花を添える

・秋田地区日中友好協会

アトラクションで披露された二胡演奏

「明けましておめでとう」「シンネンハオ」。再会を喜んで日中双方のあいさつが会場に響きわたる。正面に掲げられている両国の国旗が目にまぶしく映る。オリジナルソング「友好の翼」の合唱でいよいよ開幕。 中国の春節を祝う会が2月2日、秋田市内のホテルで開催され、県内の大学と高校に通う中国人留学生、中国出身の外国語教師や会社員、秋田地区日中友好協会(小木田喜美雄会長)の会員ら約70人が交流した。同会と県日中友好協会女性員会(石黒かほる会長)、中国人留学生秋田地区学友会(鄭翔会長)との共催。

小木田会長は「今年は中国が建国70周年を迎え、青少年交流など色々な行事が企画されている。若い世代の活躍に期待したい」とあいさつ。全国女性委員会委員長でもある石黒委員長は「昨年は日中平和友好条約締結40周年を記念して秋田市で日中女性の集いが開かれ、230人以上の参加で実りのある行事となった。秋田の多くの人の協力に感謝」とお礼を述べ、昨年11月に参加した岡山市での日中友好交流会議では民間交流の絆の深さを改めて痛感したと語った。鄭会長は「昨年は大変お世話になり感謝したい。またよろしくお願いします」と話した。

アトラクションでは、にかほ市から駆けつけた横山祥子さんの二胡演奏があり、日本と中国の愛唱歌が披露されると春節のお祝いムードが一段と高まった。このあと参加者はビンゴゲームやカラオケを楽しんだ。
黒竜江省出身の猿田代利さん(37)は、妻の王春英さん(37)と長男の輝さん(7)、長女の優華さん(5)と共に参加。「秋田に住んで24年目。春節を祝ってもらって本当にうれしい」と述べた。(県日中理事 古谷孝男)

 

 

日中好転のチャンスを生かそう
新春座談会・新年会開催

・長野県日中友好協会

新春座談会であいさつする汪婉参事官

長野県日中友好協会は1月16日、恒例の日中友好新春座談会と新年会を長野市内のホテルで開き、120人が出席した。中国大使館の汪婉参事官(大使夫人)、阿部守一知事をはじめ、国会議員や県議、経済界や大学関係者など各界来賓が出席し盛会裏に開かれた。

第1部の日中友好新春座談会では、髙波謙二会長があいさつし「昨年は日中関係は首脳の相互訪問が実現し大きく改善された。県協会は記念事業を柱に様々な活動に取り組み成果をあげた」と述べ、5月の許勤河北省長を迎えての友好県省35周年記念祝賀会や、河北省などから中学生卓球選手を招いての8月の長野県日中友好都市中学生卓球交流大会などを振り返った。また、座談会にも出席された汪婉参事官は、「昨年の平和友好条約40周年は両国首脳会談が行われ、正常な軌道に戻ったと理解している。長野県日中は困難な中でもぶれることなく友好に尽力された。感謝したい。中日両国は今後5年間で3万人の青少年の相互派遣を進めることになった。皆さんのご意見も拝聴させていただきたい」と述べた。また、花岡徹県国際担当部長から、河北省の要請に基づき行われている北京冬季五輪への協力の取り組みが説明された。

このほか、布施正幸事務局長から今年の主な事業計画が報告された。「日中関係好転のチャンスを生かし、友好交流の活性化と信頼関係の回復に努める」ことをモットーに、県協会代表団の派遣や中国を相手国とする東京五輪ホストタウン交流の取り組み、北京冬季五輪への協力、満蒙開拓平和記念館セミナー棟建設への協力などを行う。
第2部の新年会には、日中友好に尽力する各界来賓が多数出席した。

 

 

第7回春節餃子パーティー開催
中国帰国者含む30人が交流

・軽井沢日中友好協会

 

春節餃子パーティー参加者による集合写真

長野県・軽井沢日中友好協会(佐藤敬冶会長)は2月2日、第7回春節餃子パーティーを開催した。当日は厳寒期にもかかわらず、春を思わせる暖かい天候に恵まれ、会員、準会員、来賓をはじめ、戦後中国から帰還された7人の方を含む30人が参加、大いに盛り上がった。

冒頭、佐藤会長が「一時期日中間の関係は大変厳しい時期もあったが、両国首脳の相互訪問が実現するまでになり、これからは次世代を担う若人の大規模な交流計画もあり、軽井沢日中としても積極的に関わって友好交流活動を進めて行きたい」と力強くあいさつした。

交流会は、焼き餃子・水餃子をはじめ、沢山の中国料理に舌鼓を打ちながら、にぎやかに懇談が進められた。中国帰国者からは、満蒙開拓団として中国へ家族で渡った後に現地で終戦をむかえて、日本に帰国するまでの悲惨な体験などが話された。また、何らかの事情で中国で暮らされた方、日本の企業で現在働いている中国の青年などからもあいさつがあった。いずれも日中友好の発展の必要性、戦争は絶対あってはならないとの強い決意を参加者全員で共有することができた。
最後に、帰国者たちのリードで「北国の春」を日本語と中国語で合唱し、一年間それぞれが互いに奮闘することを約束して散会した。(事務局長 土屋隆)

翌日、同協会には参加した帰国者からメッセージが届いた。メッセージには『昨日はご招待をいただき大変感謝いたします。ある92歳のおばあちゃんが私たちの子孫に二度と残酷な戦争経験をさせたくないと言っていました。このおばあちゃんの願いは、全世界の人類の願いでもあり、友好と平和を守り、戦争から遠く離れます。『戦争反対』」と書かれていた。

 

 

映画『君の名は。』聖地巡る旅
考え方や感じ方を入れ替わって考えてみませんか?

・NPO法人三重県日中友好協会

お土産処では映画にも出てきた五平餅を食べた

NPO法人三重県日中友好協会は2018年12月15・16日、「映画『君の名は。』の聖地を巡る日中友好・飛騨高山旅行」を実施した。旅の目的は、「聖地巡礼はもちろん、映画の中で主人公2人の心と体が入れ替わってしまうという内容を踏まえ、年齢・国籍・性別など様々な参加者が、旅行を通じて交流をしながら、『考え方や感じ方を入れ替わって考えてみませんか?』」。役員・会員と三重大学で学ぶ日中の大学生の約30人が参加した。
一行は15日朝、バスで津駅を出発し飛騨を目指した。車内では自己紹介のほか、改めて『君の名は』を鑑賞。聖地への期待を膨らませた。

座談会で話し合う参加者たち

到着後は映画に登場した食事処で昼食。岐阜県日中友好協会の土屋理事長と都竹飛騨市長が知人という縁で、飛騨市地域振興課の横山氏が昼食先に来られ、映画のモデル地となった町の取り組みやご当地事情などを紹介してくれた。
参加者は実際映画に登場したシーンをもとに同じポーズで写真を撮ったり、地酒の試飲や土産物選びを楽しんだ。そして、飛騨市の古い街並みや雪化粧の山々の美しさに感動するばかり。新海誠監督の大ファンで、映画を何回も観たという熱狂的ファンもいて、個人旅行では味わえない詳しい情報に感動していた。
その後は、高山市に戻り、「飛騨の里」で合掌造りの村を訪問。宿は伝統古民家造りのいろり宿に泊まり、留学生たちは浴衣や大広間で食べる懐石料理、畳の和室に布団を並べて寝る日本の旅館スタイルを体験した。

15日夜は、4つのグループに分かれ、座談会「考え方や感じ方、入れ替わって考えてみませんか?」を行い、日中の違いを本音で語り合った。
テーマは①性格②恋愛観③お金事情の3つ。日中双方で意見を出し合い、最後に全体で発表し合った。中国の男性は結婚する前に家を買うのが当たり前であり、経済的負担が大きいこと、中国では女性は結婚しなさいと日本以上に周囲から言われ、プレッシャーが大きいなどの話題が出た。