各地の日中交流ニュース

2023年9月1日号 /

来年の設立30年目指して
丹陽市との友好事業を継続

・宮城県 柴田町日中友好協会

柴田町日中友好協会(中島亮祐会長)は、設立29周年を記念した総会を6月10日、町内の仙台大学ラーニングコモンズ会場を使って初めて行いました。

広々とした会場正面の大型スクリーン(縦2m、横9・9m)には、タイトルのほか両側に柴田町の桜と丹陽市(江蘇省)の古都風景画が映し出されました。宮城県日中友好協会副会長、仙台大学学長、国際支援センター長、大河原日中友好協会会長、宮城県議会議員を来賓として迎え、留学生や協会会員合わせて46名が参加しました。高橋学長と金井県副会長の祝辞があった後、総会資料に基づいて議案を審議し原案どおり可決されました。その後、留学生29名が一人ひとり自己紹介を行い、最後に全員で記念撮影し無事終了しました。

今回、山崎製パン㈱より地域貢献の為、140食のパン等を協賛して頂き、全員にプレゼントし大好評でした。会長は、来年30周年を迎えるにあたり、進む会員の高齢化に負けず、柴田町内における日中友好の原点を改めて認識することを呼び掛けました。また1994年柴田町と丹陽市が友好都市となり、定期的に「文化交流書画展」を行っている姉妹都市事業を今後とも継承し、出席の皆さんと情報共有し、頑張ることを誓い合いました。

(会長 中島亮祐)

定期総会後に全員で笑顔の記念撮影

 

第6回西日本地区日中交流大会
伝統の地、香川県で堂々と交流の旗掲げ

・西日本地区 日中友好協会

7月31日、第6回西日本地区日中友好交流大会が香川県高松市で開催されました。

西日本は遣唐使や仏教伝来の昔より日中友好の歴史があり、香川県は日中国交正常化に貢献した大平正芳元総理の出身地で友好の伝統が今に息づく地です。中国駐大阪総領事館の薛剣総領事は「日中平和友好条約は両国の何世代もの人々が試練や苦難を乗り越えできた共通の誓いの言葉で、双方ともその法律的遵守義務を負っており、草の根の小さな炎を集めれば必ずや日中友好の大きな炎となって燃え盛る、心を通わせ先人たちの残してくれた友好の炎・日中友好を若者世代に受け継ぎ、新時代の輝きを吹き込みましょう」と訴えました。

西日本地区日中友好協会代表の梶本徳彦大阪府日中友好協会会長は、複雑化する今日の国際関係の下で、民間交流に携わる者は一時のもめ事に目を奪われず、一千数百年の交流と漢字文化という共通を持つ近しい間柄の関係から独自の交流を積み重ね、「求道存異(小異を残して大同につく)」という大局的な見地を思い起こすことの重要性を強調し、両国民が直接に互いを「見て、聞いて、体験を共にする」ことの大切さを語りました。

二階俊博日中友好議員連盟会長、程永華中日友好協会常務副会長のビデオメッセージ、後藤田正純徳島県知事(志田敏郎副知事代読)、趙剛陝西省長、梅梅江西省南昌市外事弁公室主任、于建軍大連市中日友好協会会長の来賓挨拶に引き続き、呉江浩中華人民共和国駐日本国特命全権大使と池田豊人香川県知事が基調講演。呉大使は「今年は、日中平和友好条約締結45周年の記念の年で、日中平和友好条約には時空を超えた価値があり、日中関係を運営する上で遵守すべき指針であるばかりか、今日世界が直面する問題を解決する上で大きな現実的な意義があり、大切にすべき貴重な財産だ」と指摘し、「両国関係が困難に遭遇したからといって、友好の信念を揺るがしてはならない、マイナスの声があるからといって彷徨ってはならない、中日友好が双方の共通利益に合致する唯一正しい選択肢であることを固く信じて、堂々と友好の旗を高く掲げるべきである」と続けました。池田知事は、日中貿易が香川県にどれほどの豊かさをもたらしたかをグラフや図表で解説した後、讃岐うどんと香川の酒を中国のスーパーに卸す話が進んでいることなどを紹介しました。

最後に、日中の大学生がそれぞれ日本語と中国語で「大会宣言」を発表し、満場の拍手で採択されました。この後、隣の広間に移動してレセプション。大西秀人高松市長の発声で乾杯し、二胡・楊琴の共演などアトラクションが次々に披露される中、会場を埋めた多くの参加者は四国高松市で大きな交流の花を咲かすことができました。

(大阪府日中友好協会 事務局長 岩田教之)

会場を埋めつくした多くの参加者会場を埋めつくした多くの参加者(JRホテルクレメント高松3階「玉藻」)

レセプションで披露されたアトラクション

京都で夏季平和学習研修
大阪総領事館と意見交換

・兵庫県 北兵庫日中友好協会

1976年結成の北兵庫日中友好協会(岡坂康正会長、会員14名)は、7月24日、25日に京都と大阪をめぐる夏季研修旅行を実施しました。毎年この時期に会員交流を狙いに研修旅行を企画し、日中友好をテーマに学習しています。今年は8名の会員が集い、充実した学習と交流ができました。

24日は、京都教育大学を訪問し、「京都・伏見の戦争と師範学校」というテーマのもと、教育資料館を見学し、村上登司文京都教育大学名誉教授から講話を聞き、平和教育について学びました。その後、猛暑の中、伏見稲荷神社を訪れ、千本鳥居を潜り歩きました。

大阪に宿泊し、25日は、平和ミュージアム「ピースおおさか」を見学しました。館内は大阪空襲の被害を中心に展示されており、戦争の悲惨さを改めて実感しました。その後、中国駐大阪総領事館を訪問しました。今回は「これからの日中交流について」というテーマで、意見交換会を行いました。薛剣総領事が同席し、昼食をいただきながら話を進めました。意見交換により、友好協会としてできる活動を地道に継続していくこと、個人としても日中友好につながることは数多くあるので実践していく、そしてこれから若い世代へ活動を引き継いでいくという総括で締めくくりました。

国際的に厳しい状況下ではありますが、日中の交流活動を休止してはなりません。日本と中国が物心両面で近い国になるよう、粘り強く友好活動を継続していきます。

(事務局長 山本和正)

京都教育大で学習

大阪総領事館で意見交換会の後、薛剣総領事を中心に記念撮影

 

徐福供養式典4年ぶり
方煒副総領事らが参列

・和歌山県日中友好協会

秦の始皇帝の命により不老不死の霊薬を求めて約2200年前、熊野地方に渡来し、「天台烏薬」を見つけ、この地に永住した徐福の遺徳を忍び感謝を捧げる熊野徐福万燈祭徐福供養式典が8月12日、4年ぶりに新宮市の徐福公園で執り行われた。

一般財団法人新宮徐福協会の山口泰郎代表理事が開会のあいさつを述べ、来賓の中華人民共和国駐大阪総領事館の方煒副総領事が「徐福伝説にちなみ、人としての不老不死はかなわないが、中日両国人民の友情はお互いの努力で不老不死は可能。また、今日8月12日は45年前のこの日に平和友好条約を締結した日でもあるので、徐福にならって心の通う友好を子々孫々に繋いでいきましょう」と参列者に語りかけました。

続いて主催者である田岡実千年新宮市長が祭詞を述べ、新宮市仏教会の僧侶らによる読経の中、大薮二朗(公社)日中友好協会常務理事、奈良行博大阪府日中友好協会理事、中拓哉和歌山県日中友好協会会長も焼香し、徐福の遺徳に合掌したほか、参列者が順次、参拝するなど厳かなうちに式典を終えた。

式典のあと、田岡新宮市長、方煒副総領事を囲んで当協会役員らで徐福像の前で記念のカメラに収まった。

(和歌山県日中友好協会 会長 中 拓哉)

徐福像の前で記念撮影