各地の日中交流ニュース

2023年8月1日号 /

サッポロビール工場見学ツアー
中国人留学生ら歴史、製法学ぶ

・北海道日中友好協会 青年委員会

北海道日中友好協会青年員会主催のサッポロビール北海道工場(恵庭市)の工場見学ツアーが6月11日に行われ、北海道大学の中国人留学生23人とともにビールの歴史や製法を学びました。

留学生から札幌周辺の工場で社会見学をしたいという話があり、青年委員会で場所選定などを行いました。当日は青年委員会3人と23人の留学生が北大構内に集まり、バスで片道約1時間の現地を往復しました。

工場見学ではガイドの方が工場の歴史からビールの原料、製法、ビールが出来てから出荷されるまでの工程を歩きながら説明してくれました。日曜日だったので製造ラインは稼働していませんでしたが、窓外からビールを缶や瓶に注ぐ機械などを見ることができ、留学生たちは興味深く眺めていました。見学後はビールの試飲があったほか、記念写真を撮るスペースがあり、留学生たちはビールを飲みながら、代わる代わる写真を撮っていました。記念にお土産を買っていく留学生もいて、短い時間でしたが皆さん楽しい時間を過ごしていました。

(北海道日中友好協会 青年委員長 田中佑宜)

ビールを試飲の後、全員で記念撮影した参加者

建築家、伊東忠彦氏が講演
国際港湾都市の魅力活かせ

・北海道 釧路日中友好協会

第13期釧路日中友好協会総会が7月3日、ANAクラウンプラザホテル釧路にて開かれ、建築家で著名な伊東忠彦氏が講演を行った。

伊東氏は語る。「釧路はかつてのアトランタと似ている。釧路は『北のシンガポール』と言われるが、アトランタも交通の要衝であるが都心は荒廃していた。アトランタの再生はハイアットリージェンシーのホテル開発から始まった。魅力ある建物にはヒトを集める求心力がある。釧路は夏涼しく冬晴天と雪も少なく住みやすい気候だ。釧路川の景観はボストンに似ている。しかし充分に活かしていない。地価が安い今こそ再開発の機会であり、国際港湾都市として魅力的だ。残りの人生を釧路に捧げたい」。中村圭佐会長ら集まった会員ら27人から、盛大な拍手を受けていた。

(事務局長 上見国敏)

釧路港の魅力を訴え講演する伊東忠彦氏

 

東川 中国人強制連行事件
殉難者88人を慰霊

・北海道 旭川日中友好協会

7月7日、大戦末期に強制連行され、遊水池建設など過酷な労働条件の下で亡くなった中国人殉難者の慰霊祭が東川町の慰霊碑前で行われた。

慰霊祭は旭川日中友好協会が碑管理委員会の事務局を務め、盧溝橋事件勃発の7月7日に毎年実施しているもので、夏少傑中華人民共和国駐札幌代理総領事、菊地伸東川町長、華僑や東川町、旭川市の関係者、友好協会会員ら約60名が出席した。東川町には終戦の1年前の9月に338名の中国人が強制連行され、連行途上を含め1年足らずの間に88名が死亡した。

参列者一同、異国の地で亡くなった88名の霊を弔い、反戦と平和、日中友好を誓った。

(会長 鳴海良司)

殉難者88人を慰霊し、反戦と平和を誓った

 

東洋刃物社長が講演
留学生交えお茶会も

・宮城県 富谷市日中友好協会

富谷市日中の第28回定期総会が6月25日、富谷市内で行われました。中山耕一会長のあいさつ、若生裕俊富谷市長他の来賓祝辞の後、第1部として東洋刃物株式会社(本社・富谷市)の大石純一郎社長(杭州東洋精密刀具・董事長)が、「杭州東洋刃物とフェローテック中国の事業展開を通しての友好の深化について」をテーマに講演し、中国での事業展開や優秀な中国人社員と日本人スタッフの協力、西湖など観光のアピールがありました。会場の皆さんから「杭州と交流できないでしょうか」「地元の会社の進展に驚きました」等の感想がありました。

杭州は龍井茶でも有名ですが、宿場町として栄えた富谷市は江戸時代の富谷茶の復活に取り組んでいるほか、日本酒の蔵元(寛文元年の創業)もあります。杭州の近くには魯迅の故郷・紹興市は黄酒で知られており、何か縁を感じています。

第2部で通常の議案審議を行い、留学生を招いての「ブルーベリー狩り交流会」や「開宿・街道まつり」への参加等の2023年度事業計画・予算が承認されました。この後、東北大学の中国留学生4人を交えてお茶会の場も持たれ、歓談が弾みました。コロナ後、久しぶりの行事に平和友好条約締結45周年の意義をとどめることができました。

(理事長 水戸雄二)

前列右2人目から若生市長、大石社長、中山会長を中心に参加者で記念撮影

呉大使を迎え総会
中味の濃い議論に

・群馬県日中友好協会

群馬県日本中国友好協会総会が6月21日、呉江浩駐日本中国大使をお迎えして県内のホテルで開催され、協会の会員ら約90人が参加した。中村紀雄会長は「混乱の世界情勢の中で、日中の果たすべき役割は大きく、特に民間交流は重要な意味を持つ、そして今年は日中友好条約締結45年の節目であり、この条約の深い意味をかみ締めるべき」だと訴えた。

中味の濃い会となった。それは参加者から建設的な質問が出たことに表われていた。代表的な質問は「民間交流の意義を強調されましたが、国に提案して動かすことも重要ではないか、何かやっていますか」というもの。中村会長は「(東京の)中国大使館に寄贈した石に、『友情の絆を』と刻んだ。その石は、中国大使館の中庭に飾られている。このことは、中国政府に対する私たちのメッセージを発信したことを意味します」などと答えた。

呉大使は「今日の中日関係の成果は両国の幾世代の指導者が築いた確固たる基盤の上にある」とし、私たち群馬県日本中国友好協会とも「力を合わせたい」と語っておられた。

(会長 中村紀雄)

あいさつする呉江浩大使

 

創立50周年記念懇親会
演奏や変面で大盛況

・埼玉県 川口市日中友好協会

6月25日、川口駅前の川口市民ホール「フレンディア」で川口市日中友好協会創立50周年記念懇親会を開催しました。皆が一堂に集うのは3年ぶりになり感激もひとしおでした。参加90人を前に、協会を代表して奥ノ木信夫会長(川口市長)の挨拶から始まりました。

1973年9月1日、日中友好協会川口支部が結成されました。今回は創立50周年記念に相応しい会にしようと皆と打ち合わせを重ね、京劇役者、日本画家、中国語講師と多彩な才能を持つ「盧思」氏に「夢を求めて日本へ」という題で講演をお願いしました。

その他、特別公演として二胡の演奏や歌謡ショー、人気の変面で盛り上がりました。また川口市日中友好協会の創立からの50周年の歩みをスライドショーで見せたほか、日本語教室、中国語教室の運営、その他地域での友好活動の数々を紹介しました。

最後は八つの中国語教室が「クラス発表会」として腕によりをかけ中国語の歌や踊りを披露して懇親会のラストを飾ることに。心配だったのは3年間懇親会を開催していない為クラス発表会に皆が参加してくれるかでしたが、心配無用で各クラスのユニークな催しが続きました。ピアノの伴奏が有れば中国武術も有り、中国語版の「幸せなら手をたたこう」や「ヤングマン」と歌と踊りで会場は大いに盛り上がりました。

最後は加藤理事長の挨拶で、3年ぶりの懇親会の幕を閉めました。

参加者からは「皆との距離が縮まった」「とても楽しく元気になった」「久々の集まりで活気のある懇親会になった」との声があり、3年ぶりの距離が一気に縮まった一日でした。

(事務局長 林 芳男)

ステージで歌って踊る金曜夜クラスの会員たち

4年ぶりに対面で総会
青年の交流など話し合う

・東京都 目黒区日中友好協会

目黒区日中友好協会(二ノ宮啓吉会長)総会・懇親会が6月6日、目黒駅近くの「香港園」で中国大使館の聶佳参事官、馬寧アタッシェ、青木英二区長、小野瀬区議会議長を招いて盛大に開催されました。

4年ぶりに対面形式となりました。席上、聶参事官から、今年東京の各区総会で初めて目黒区に招待されたこと、目黒区友好区の北京市東城区に在勤した話がありました。また東京都日中友好協会の宇都宮徳一郎会長が、都日中も若い会員が増えていると発言。井上正順副理事長からは、地区協会と都日中の青年同士の交流について話がありました。例えば中国の自動車業界を代表する企業であるBYD(本社・深圳)のEV車合同試乗会などで、両者とも前向きに友好交流を進めることが承認され、全員が再会を約して散会しました。

(事務局長 松尾史生)

総会懇親会後、全員笑顔で。(前列左から)宇都宮都日中会長、二ノ宮会長、聶中国大使館参事官、青木目黒区長

本物の味に酔いしれる
紹興酒を楽しむ会 あわらに80人集う

・福井県 あわら市日中友好協会

紹興酒最大手の「古越龍山」(紹興市)東京事務所と企画AОYAМAは6月24日、福井県あわら市のあわら温泉・清風荘において「紹興酒を楽しむ会 越酒行天下」を開催し、市内外の80人が本物の味に酔いしれた。

あわら市は文豪・魯迅の恩師である医師・藤野厳九郎の出身地であり、二人の師弟愛を機縁に、旧芦原町と紹興市が1983年5月に友好都市を締結した。

前川嘉宏あわら市副市長は来賓のあいさつで「今年はあわら市と紹興市の友好都市締結から40周年を迎える。節目となる年にこのようなイベントを開催していただけることを大変うれしく思う」と述べた。

主催者を代表し、劉剣古越龍山副社長や藤野厳九郎の令孫である藤野幸弥氏のビデオメッセージが流された。酒井哲夫福井県日中友好協会会長があいさつ、古越龍山東京事務所の夏良根所長が紹興酒の歴史と文化を紹介し、参加者は中国文化への理解を深めた。紹興酒開壇(甕開き)の後、甕酒のほか3種の貴重な紹興酒の飲み比べをするとともに、懐石料理を楽しむなど会場は大いに盛り上がった。

(会員 三上芳弘)

甕開きに臨む酒井哲夫福井県日中友好協会会長(左端)、前川嘉宏あわら市副市長(左2)、夏良根・古越龍山東京事務所所長(右端)ら